トマトジュースを飲む生活習慣
私はトマトジュースを毎日欠かさず飲んでいます。
トマトジュースの味も喉ごしも好きなので、飲むことに大変なことはないのですが、毎日、欠かすことなく飲み続けるためには、生活スタイルの中に習慣付けをしておかないと、うっかり飲み忘れることなどが出てきます。
でも、生活習慣に取り込んでしまえば、意地でも飲むようになります。
トマトジュースを飲む生活習慣にしたおかげで、トマトジュースの効果をいろいろと実感することができたので、以下にまとめました。
※適宜、最新情報に更新しています。
【予備知識】一般的なトマトジュースの効果・効能とは ?
トマトの効果・効能
トマトジュースの効果・効能については、以下のカゴメのサイトにわかりやすく書かれています。トマトジュースに関する論文も掲載されており、本格的に科学の目線でも楽しめます。
トマトジュースを飲む習慣を作るきっかけには最適です。
カゴメ株式会社 > もっと知りたい トマトと野菜 > トマト大学 > 医学部
一言でいえば
トマトを摂ることは、体にとって、いいことばかりなのです!
主な効果は以下の通り。
- 血糖値の抑制(トマト漿液)
- 血圧の抑制(GABA)
- LDLコレステロール、中性脂肪の低減(リコピン)
- 肝機能(脂肪肝)の改善(13-oxo-ODA)
- 抗酸化力による免疫力向上(リコピン)
この結果、
- 生活習慣病予防(血圧、血糖値、脂肪の制御)
- 美肌効果(健やかな皮膚を保つ)
- ダイエット効果(脂肪のコントロール)
- 熱中症対策(塩分補給)
- 二日酔い対策
等が期待できるのです。
トマトのここがポイント!
トマトは医薬品ではないので、劇的には作用しないものの、作用機序はとても健康的。
一例として、ダイエット効果の機序を取り上げると、
脂肪燃焼しやすさの向上と内的要因のコレステロール抑制まで幅広く作用することによるもので体中の脂肪をコントロールするものであり、薬品のように摂取したエネルギーを強制的にカットしたり抑制するものではありません。そのため、体の生命活動に負担をかけるものではなく、則したものと言えます。
ここ最近では夏場の体調管理への活用にも注目されています。
最近の異常気象とも言うべき熱帯地方のような気候に、特に気を付けなければならない熱中症。
発汗により失われやすいカリウムや塩分、その他のミネラル類も健康的な範囲で補給できることも重要なポイントです。
もはや、命の水ですね!
リコピン単体より、トマト全体を取る方がより効果的
トマトについてはトマト=リコピンが混在している情報が多くあります。でもここは明確にトマト=リコピンではないことを認識する必要があります。
前述のカゴメ社のサイトでは、血糖値と血圧の抑制についての効果が示されています。注意すべきは、これはリコピンが含まれていないトマト漿液による実験によるものとのこと。血糖値対策にはリコピンではなく、トマトに含まれるクエン酸やアミノ酸が寄与しているとの記載になっていることに注意してください。
もしも、血糖値や血圧に対する効果を期待して、感覚的にリコピンをサプリで摂ろうとしているのであれば、トマトそのものやトマトジュースに切り替えた方が効果があるということです。
血圧抑制に働くGABAについては、抑制系の神経伝達物質であることから、睡眠や心の安息への効果も期待されています。とはいうものの、経口摂取したGABAがどの程度有意に働くのか示されている文献は少ないです。ところが、かなり昔からチョコレートなどGABAの効果をうたった製品もあり、こちらも期待したいところ。ちなみにGABAの正体はアミノ酪酸といって、アミノ酸をさらに細かく分解した物質であるので、経口摂取においても一定の効果はあると考えていいと思われます。
上記を踏まえてか、最近では、カゴメトマトジュースのパッケージには明確にGABAの効果として血圧降下が記載されていますね。
もちろん、抗酸化作用としてはリコピンが大本命ですので、その効果を期待するのであれば、リコピンをサプリでとっても大きな効果があるはずです。
リコピンの効果はこちらの記事も参考に!
リコピンとアスタキサンチンの全身に効くアンチエイジング効果に大きな期待!美白にも脳にも - サラサラいこうね。
実感した具体的な効果
※以下に示す実感した効果の条件について
当初の6ヶ月は朝晩200~300㏄以上(合計500㏄以上)飲むことにしていました。
現在はトマトの有効成分の体内へのローディングが完了したものとして、
朝起きたらコップ2杯飲むことにしています。量にして300cc程度。
あまりドラスティックには書かずに、淡々と事実を列記します。
○すぐに実感したこと
・便通は2,3日で効果が出ます。
(最初の一週間は一日1本ペース(720㏄)で飲んでいたからかもしれません)
・胃腸の調子も快調です。
これらは、食物繊維とアミノ酸の効果でしょう。
・もともとむくみはない方だけれど、歩き通しの翌日でも調子がいいです。
この辺りは、カリウムとクエン酸の効果だと考えています。
【体重】
一番の動機は減量であり、これを期待して始めましたが、最初の1カ月は何も変化はありません。
ところが、2か月目から4か月の3カ月の間に60キロ台後半→60キロ台半ばへ3㎏減(ちなみに、身長は170台半ばなので、普通体型です)
これはすごい効果!と思ったのですが、それ以降の2か月は体重の減少が止まりました。
トマトジュースが体にとって習慣化してしまい、ここからは減らないのかもしれません。
しかしながら、この時期はビール三昧のキャンプやBBQと重なっており、それを考慮すれば、むしろ効果が出ていたとも考えられます。
(追記)
上記から、時間をかけてさらにじわじわと体重は減り、現在は60キロ代前半で安定しています。お腹がへこむ(内臓脂肪?)とそこで止まるようです。
数か月単位と時間はかかりますが、私の実感からは、内臓脂肪の低減に特に効果があるのではないかと思っています。
お腹はかなりスッキリ。生活習慣病の予防にもなりますね。
なお、皮下脂肪については、減らし過ぎるのもよくないという考え方が現在の主流です。一方、内臓脂肪については、減らして悪いという考え方はどこにもありません。
内臓脂肪に選択的に働くトマトジュースはいいですね。
かれこれ、今では3年たちますが、リバウンドは無しです。ここ重要!
【肌】
もともと、それほど肌は荒れてはいないのですが、これといったトラブルはありません。
さらに、日焼けしても回復が早いということはほぼ確実に言えると思います。
ただし、薬品ではないので日焼けしたからと慌てて飲んでも効果はなく、普段から飲んでいると日焼けに対してのリカバリーが早い。ということだと考えています。
その結果かどうかは不明ですが、ハードに日焼けしてもシミが残ることもないようです。(でももっと、歳を取ってからでないと、本当のところはわかりませんが)
(追記)
先日、一年飲み続けて初めての健康診断がありました。γ-GTP、GOP、GPTという、肝機能を図る血液検査の数値、および、コレステロール(LDLおよびLH比)も大幅に改善しました。
以下は関連記事です。
トマトジュースを一年間飲み続けた時の中性脂肪とコレステロール(LH比)の改善効果について
肝臓をいたわる効果があるから、それに直結する肌にもいいことは間違いなさそうです。
【その他】
髪にハリとツヤが出てきます。
髪も肌みたいなものだから、やっぱり効果があるのでしょう。
もともと髪の毛が細目ではあるのですが、梅雨時でもペタッとなることもありませんでした。
3か月目くらいから実感しました。
【デメリット】
柑皮症
デメリットというほどでもないけれど、3か月目くらいから、足の裏が若干ですが、黄色っぽくなりました。
調べてみると、柑皮症といって、足の裏や手のひらなど、皮の厚い部分は新陳代謝で角質化して表皮が落ちるまでのサイクルが長いため皮膚が長く残り黄色くなるとのこと。
手のひらや足の裏を見られて気になる方々などは構えてしまうかもしれませんが、相当飲まない限り気にする必要はありません。私も、一日2杯程度に切り替えた現在では、そのような症状は全く無くなりました。
カリウム制限が必要な方
高カリウム血症で食事制限をかけている方の場合は、トマトジュースを避けた方が、食生活への影響を抑えられます。例えば、カリウムが1日1500㎎以下に制限されている場合、トマトジュースはコップ一杯500㎎程度のカリウムが含まれているので、すぐにオーバーしてしまい、他に食べるものの制限がきつくなるためです。
継続的に飲むものだから農薬に注意しました
トマトジュースを作るまでの作業工程を調べてみました。
やっぱりここが一番参考になります。
生産工程をざっとまとめると、濃縮還元タイプでない場合(いわゆるストレート)は、概ねトマトを洗浄、選別、破砕・搾汁、そして調合、充填、出荷の順を踏む。(なお、濃縮還元タイプは搾汁工程の後濃縮し、別の工場で薄めるなりして調合、出荷となる)
ここで気になったのは洗浄工程です。
トマトをゴシゴシとしっかり洗っているようには見えないし、皮をむく工程もない。
さらに、トマトジュース用のトマトは総じてそれほど大きくなく、どちらかというと小ぶりです。
これを考慮すれば、普通に生のトマトを食べるよりも、トマトジュースの方が単位体積当たりの皮の面積が広いということになる。
そのため、果実の表面につく農薬の影響は結構あると考えて間違いないと推察する。(そもそもそんなにたくさん生のトマトを食べることもないけれど)
これを、簡単なので式で表してみると、(トマトを球体と仮定するよ)
球体の表面積:4・π・r2(2乗)
球体の体積:4/3・π・r3(3乗)
なので、表面積/体積=3/r
π(パイ)は円周率、rは半径
すなわち、半径rが小さくなると(トマトが小さくなると)、単位体積当たりの表面積はの割合は大きくなるということになる。
また、海外の工場だとなおさら、大量のトマトをそんなに洗っていないとも推察できるし、濃縮還元だからそんなことはそもそも気にしていない可能性もある。
毎日摂取するものだから、農薬はすごく気になってしまった。
このあたりを踏まえ、私は国産と農薬管理をちゃんとうたっているカゴメ一択にすることにしました。そんなに心配なら小さな有機農園のものにすればいいけれども、高いですよね。。
おすすめのトマトジュースの銘柄
毎日、継続的に飲んでいたのはカゴメの食塩無添加および食塩入りですが、他も試しに飲んでみたので、ご参考に。
まずはお気に入りのトマトジュースを見つけましょう。
そして、基本的に習慣作りも考慮すると、通販での箱買いがおすすめです。
重い箱を届けてくれるし、更に安いです。(ただし、価格変動があり、時々高い時もあることには注意が必要です)
選ぶにあたって気になる塩分。
トマトジュースに多く含まれるカリウムは、塩分を排出してくれる効果があり、塩分過多な生活をしていない限りは、添加されている塩分は、それほど気にする必要はありません。
塩分が入っていると格段に飲みやすくなるといわれる方もおり、むしろ習慣づけするためには飲みやすいことから始めることが重要です。
【カゴメ】
サラサラしているけれど、薄くもなく、トマト感もしっかり。バランスが取れたうまさがあります。私はこれを飲み続けているため、これが自分の標準になっています。
食塩がなくてもおいしく飲んでいますが、食塩ありの方が甘みを感じられます。
1箱2400円程度(税込み)は買い。おそらく最安の価格帯。
ただし、Amazonだけでなく、楽天等、どこのサイトを見ても結構高めで送料を入れたら3000円(1本200円)でも安い方になっている時期もあります。
(2017も2018も2月と5月は高かったです。たまたまでしょうか?)
なお、ほかのメーカーの商品はほとんど900ml×12本ですが、カゴメは720ml×15本なので、単純に1本単価で比較しないようにね。
○食塩無添加 おすすめ!
○低塩タイプ 夏場の塩分補給にもおすすめ!
○トマトジュースプレミアム おすすめ!
毎年8~10月あたりはプレミアムが出荷されるのでおすすめ。
この時期を外すと、通販ではそれこそプレミアム価格になっているから注意です。
ちなみに、旬の時期でも1箱3500円くらいします。
濃縮果汁還元ではなく、ストレートだからサラサラとさらに飲みやすい。
旬の時期には必ず買います。
今年(2018)の分はほぼ品切れです。また来年!
プレミアムの方も、少量の塩を添加しているタイプがあります。お好みで。
2018年のカゴメトマトジュースPREMIUMを飲んだ感想は以下の通りです。
2018もカゴメトマトジュースプレミアムの季節が来たので、口コミするね。
○あまいトマト
旅行や宿泊出張などで小さなパックのトマトジュースを探しているときに、スーパーにこれしか置いていない時があり、たまに飲みます。
甘いというよりも、相対的に酸味が弱めのため甘く感じるようです。
そのため、比較的飲みやすいと思います。
個人的には、もう少し酸味が欲しいとは思っています。
【伊藤園】
○理想のトマト
トマトケチャップのように、とにかく濃く、裏ごししていない感があります。ミネラルウォーターのコントレックスみたいに噛んで飲むみたいな感覚です。
このように濃いのも好きなのですが、もっと滑らかにした方がリコピンが吸収されやすいのでは?とか勝手に思っています。食物繊維は多そう。感覚的な話ですが。
料理用にも最適かもしれません。
箱買いしたことはないけれど、1本200円(税抜)ちょっとで買ってました。
900PETの箱買いだけはAmazon prime対象ではないんですよね。なぜか。
○熟トマト
想像していたほどの完熟感は感じられませんでした。
メリットは安いところでしょうか。数年前から値段は変わっていません。
値段は安めで、2年前から1本150円台(税抜)です。
なお、伊藤園はどちらもトマトの産地は海外のようです。
【デルモンテ】
食塩添加、無添加どちらもおいしく、値段もそれほど高くないためガブガブ飲めるのはメリットですが、安定した味を出すために国産と海外産をブレンドするとしていますが、味というよりも、各国の収穫時期に依存しているものと思われます。
味はカゴメと大きくは変わりません。
2年前は1箱2000円切るときもありましたが、トマトジュースブームが定着したのか、最近は2200円くらい(2018年6月現在)です。内容量は1本900mlなのでカゴメより多く、お得感はあると思います。
○食塩無添加
○食塩入り
○桃太郎ブレンド おすすめ!
桃太郎と聞くと濃厚で甘いイメージがありますが、そんな感じはなく、
むしろサラサラで飲みやすい部類です。
置いている店は少ないからプレミア感があり、ちょっと高めだけれど、210円切ったら安いと思います 。
ちなみに、良く品切れします。
やっぱりおいしいからかもね。
【キリン】
なんと、キリンはトマトジュースも出しているのです。
信州産のトマト使用で濃縮還元ではなく、さらっとしぼりたて。
クセもなくさらっとしているので、少量の塩を加えて味を調えているのではないかと思います。
おいしいです。
でも、店頭ではほとんど見かけません。
それと、ぐいぐい飲みたいけれど、190ml缶しかありません。
ペットボトルで売ってくれたらいいのにと思います。
できれば、Amazon prime対応にしてほしいです。
○キリントマトジュース
【産地直送】
本当のトマトの味を楽しみたいのであれば、濃縮果汁還元でない産直トマトジュースがおすすめ!
濃縮果汁と直搾りの違いは飲み比べるとよくわかります。
直搾りタイプは濃さやこれといって味の調整も特にしていないので、トマト本来の味をジュースの形でサラサラ味わえます。
さらに、産地直送の場合は、収穫してトマトジュースの製造までにほとんど間もないものがほとんどなので、かなりフレッシュな状態です。
ジュースバーのフレッシュジュースの感覚です。
製造工程で発生する加熱等も少なくビタミンも壊れにくいです。
なお、トマトは通年で作られているのですが、産直のトマトジュースは8月~10月が多いですね。
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