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トマトジュースのリコピンで免疫力をつけよう
毎日欠かさず飲み続けているトマトジュース。
あまり風邪をひかないのもトマトジュースのおかげだと思っています。
クエン酸やビタミンCの効果もあるのでしょうが、まずはリコピン。
トマトに含まれるリコピンはフィトケミカル(植物に含まれる化学成分)の一種です。
このフィトケミカルは、植物が自分を守るために自ら合成した物質といわれています。
トマトの場合は、果実の中に含まれている、子孫を残すために大事な種子を直射日光(紫外線など)から防御するために作り出したものです。
そういうこともあり、強い日光を浴びたトマトほど赤味が強くなるとも言われています。
そして、このリコピンが人間の体内では抗酸化作用を発揮することが知られています。
ここで、抗酸化作用ってなに?となりますが、抗酸化作用は活性酸素による酸化から細胞を守る作用です。
例えば、金属等は酸化して錆びてボロボロになり、もともとの機能を失っていきますが、これは細胞単位でも起こっている現象で、これを抑制して健康な細胞を保持するというもの。
酸素自体は人間の生命を維持するエネルギーを合成するうえで必要なものですが、少なからず、悪さもすることがあるということです。
当然のことながら、この酸素は正常細胞だけでなく細菌やウイルスも攻撃します。実際にオゾン(O2ではなく、O3でより不安定な酸素の分子形態)消毒なども水道水の浄水過程で使われています。なので、酸素からの正常な細胞への攻撃を防御しておくというものであります。
それと、これらの正常な細胞の中にはNK(ナチュラルキラー)細胞というものがあり、これを保っていくこと、即ち活性化させることが免疫力の向上に役立つのです。
そのためには、このNK細胞への酸素からの攻撃を防御し、NK細胞をちゃんと維持すること。これも重要。
そして、その結果、体内に入ってきた細菌や、ウイルスが入ってきた場合には、ウイルスに感染した細胞をNK細胞が攻撃したりして、それらの体の異常に耐える仕組みを作っておくというものです。(細菌とウイルスは違うので注意してください)
そういうことなので、未知の病原体(ウイルス)だからといって、全てを過度に怖がる必要はないと思いますが、ウイルスの機序が解明され、ワクチンが完成し、未知のウイルスではなくなるまでは、免疫力がすべてなのです。
体内にウイルスが入るだけでは感染とはなりません。
体内でウイルスの増殖が抑えられない状態になると感染となり、その前に抑えるのは免疫力です。
また運悪く、もしも仮に感染してしまって、発症のフェーズに入った時に軽症で抑えられるのも免疫力のおかげなのです。
カゴメの濃厚リコピン
さて、前段長くなりました。
私の普段飲みトマトジュースはノーマルのカゴメ一択なのですが、たまには違うものも飲んでみようと思いました。
なぜならば、時々、瞬発的なブームでトマトジュースが品薄になることがあり、意外と困る。
口に合う、ほかの製品も試しておきたいと思ったのと、たまたま今回のウイルス騒ぎで効率的にリコピンを摂取できるものは他にないかと思った次第です。
でも、結局カゴメ。
その名も濃厚リコピン。
リコピン2倍って書いてあります。
ボトルは普通のものと同じサイズ。
値段は普通のタイプの1.5倍ぐらいするのですが、リコピンは2倍。
グラスに注いでみると、この通り、表面がボコボコしているのがわかりますよね。
そして、この見た目通り、粘度もあるのです。
※血のようにも見えるぐらいほんとに真っ赤(ちょっと暗め)です。なので、見た目が苦手な人もいるかもしれません。
飲んでみると、のど越しはドロリとした感があります。
味の方は、とにかく濃いです。
トマトのフルーティーな感じはほとんどないですね。
私は嫌いじゃないけれど。
そして、甘みはかなり強めです。
これも私は嫌いではない。
この甘みは、糖分を加えたものではなく、濃縮した分の糖の濃さが上がっているようです。
それと、濃縮タイプ特有の事項ですが、酸味は普通のものより、だいぶ抑えられています。水分を飛ばす段階で、酸味の成分が減少してしまうのです。
トマトの酸味が苦手な人にはいいかもしれませんね。
もはや、トマトジュースというよりもうトマトピューレ、いや薄めのトマトケチャップという感じでしょうか。
ミネラルウォーターでいえば、コントレックスのような、重厚な飲み口でした。
私はそれほど嫌いではないのですが、やっぱり、さらっとしたのど越しがないのは飲む人を選びそうです。
朝起きて、一杯目の水分として飲む時にはさらっとした方がいいかなというところ。
どちらかというと夜寝る前に飲んだ方がいいのかもしれません。
あくまでも、トマトジュースではなくトマト飲料なので、普通のトマトジュースとは違います。
私は、やっぱり基本はいつものトマトジュースがいいかな。って、おい。
料理にも使える!
ところで、料理として使いたいのがこの濃厚リコピン。
ケチャップの代わりにこれを使うことで、甘みは残しつつ、さっぱりとしたナポリタンが出来上がります。
ニンニクとオリーブオイル、玉ねぎとピーマン、ベーコンかウィンナー。
これがあれば簡単に作れます。
パスタは1.7mmくらいの中太がおすすめ。
通常のナポリタンの調理校庭でいいのですが、トマトピューレやトマトケチャップを入れる代わりに、これを使います。
私が作るときは、少し多めのトマトジュースを少し煮詰めて仕上げます。
1人前で小さめのコップ一杯分(180㏄)くらい。
油(オリーブオイル)と合わせると、リコピンの吸収効率が格段にアップするので、おすすめです。
市販のトマトジュースのリコピン量はここにまとめています。
トマトジュースの効果はここに。