4日目は予定通り退院日。
点滴も外れ、鼻洗浄のほかには特にやることもない。
午前中に退院なので、荷物の整理でも始める。
スーツケースでいろいろ持ってきたけれど、箱のティッシュと飲み物以外はあまり使う出番もなかった。
飲み物は院内に併設されている売店でも買うことはできるので、何ならティッシュと下着だけでもよかったのではないかとぐらい思う。
そういう意味ではレンタルパジャマとタオルは本当にありがたい。
血まみれになってもすぐに着替えられるのは精神衛生上も望ましい。
最後の朝食をとり、
8時になると診療が始まる。
そこで鼻の中を見てもらう。
一昨日、術後2日目にガーゼを抜き圧迫感からは解放されたのであるが、おでこが痛い。
副鼻腔炎のひどい症状の時みたいな感じだ。
それを伝える。
「今、取れるものはすべて処置しますが、まだ腫れも引いていないし、まだまだたくさんガーゼも詰まっているからね」
と、鼻の中を吸引機でぐごごごと吸われるが特に痛くはない。ただ、鼻が詰まっている感は解消しないし、おでこの痛みも消失しない。
「副鼻腔炎の手術後に副鼻腔炎の症状のようなものがしばらく現れるのは、治っていく過程でよくあることなんです。これから長いけど、地道に鼻洗浄をやってください。」
とのこと。
「鼻洗浄をやっても少し血が出てくる程度で、ガーゼみたいなのは出てこないのですが」
と聞くと、
「溶けるガーゼが詰まっていて、まだ溶け始めていないからですね。びっくりするくらい出てくると思います」
逆に言えば、まだたくさん詰まっているのならこの症状も納得である。
「それと、また熱は出てくるかもしれないので、薬を処方しておきますね。正式な用語ではないですが術後サイトカインと呼んだりしてます」
と、熱はまた出る可能性はあるということだった。院内処方で退院後の一連の薬を処方してもらう。
・モンテルカスト(いわゆるキプレス)
・フェキソフェナジン(アレルギー薬)
・モメタゾン(いわゆるナゾネックス)
・クラリスロマイシン(抗生物質)
・カロナール(解熱)
・フルティフォーム(喘息吸入薬、吐くときに鼻から出す)
処置を終え、病室に戻る。
最後の診察も終わったので後は退院のための事務手続き待ちである。
普段着に着替えて歯磨きをする。
鏡を見ると鼻に綿球が詰まった自分がいる。
改めてパジャマではなく普段着姿の綿球鼻を見ると思う。
「間抜けな顔だな」
しばらくはマスクが不可欠であるな。と思うとともに、濃色のスポーツマスクを持ってきてよかったと思った。
なぜなら、綿球はまだまだすぐに赤く染まる状態だから、白いマスクにはすぐに血がついて目立ってしまうであろう。
退院までに、その後、お変わりはないですか?と麻酔科の先生ももう一度やってきた。
術後4日もたつのに、しっかり確認するんだなと感心。
その後に看護師が来られて、手首に巻いてある管理バーコードを外してくれる。
「おつかれさまでした。これからが長いですが。頑張ってください」
長い、え? と思ったが、副鼻腔炎、特に私の場合は好酸球性副鼻腔炎であるから術後の養生がとても大事だと言うことを思いだし、
「こちらこそ、お世話になりました」
と礼を述べた。
そして退院。
4人部屋で比較的ゆったりだったのですが、ここの病院は大部屋扱いで差額ベッド代は無し。
入院費用は〆て、180,000円強の会計。
医療明細書の点数を見ると総額は100万円を軽くオーバーする結構なお値段。
3割負担でも36万か。。
入院・手術って金がかかるのね。
高額医療費制度は本当にありがたい。