トマトジュース(リコピン)がインフルエンザに効くって?
先程たまたま見ていたテレビ番組(世界一受けたい授業)で、
トマトジュースがインフルエンザの予防になるという。
その効果のよりどころは以下の通り。
リコピンの抗酸化力
↓
これが免疫力の向上に役立ち
↓
インフルエンザを予防する。
というもの。
方向性はいいのかもしれないけれど、伝え方によっては勘違いを引き起こす可能性もありますよね。特にTVでは。
たしかにトマトジュースを飲み始めて風邪は引きにくくなったと思います。
これは、トマトジュースに含まれるリコピンや、それ以外のさまざまなビタミン、アミノ酸などが複合的に働いて、免疫力向上に寄与していると考えられ、とても実感しているところです。
ところが、インフルエンザの予防にリコピンがそこまで関与するかと言えば、現段階では、まだ言い過ぎだと思われます。
もう少し研究成果を待った方がいいかもしれません。
以下のサイトをよく見ますが、ラブレ菌がインフルエンザに効果があるとは書いていますが、リコピンについては特にないですよね。
「リコピン」「インフルエンザ」と検索して、その概要だけでネタにしてしまったのかもしれませんね。
ちなみに、トマトジュースを飲み続けている私の場合。
トマトジュースを飲み始めたから2年たちますが、確かにインフルエンザにはかかっていないです。
というよりも、風邪を引いた覚えがない。
(あれ?効果、あるんじゃない?)
特に昨年は、インフルエンザの予防接種が受けられなかったので、ヒヤヒヤしていたところ、家族の中でインフルエンザの発症者が出ました。
これはまずいと思ったのですが、うつることはありませんでした。
でも、しっかりと手洗い、マスクは励行したので、そのせいだと思っています。
それが一番効く予防策です。
ただ、もしかしたら、一番最初にウイルスが体内に入る段階(ウイルスの勢力がまだ弱い)において、リコピンたっぷりの体ですから、それで粘膜下で跳ね返してくれていたのかもしれません。あくまでも仮定の話ですけど。
そう考えてみれば、インフルエンザにかかっていないのは事実なので、受験生などがいる家庭では、本人はもちろんのこと家族全員でトマトジュースでインフルエンザに限らず、風邪をひきにくい体を作る健康生活もいいかもしれません。
よくあるのが、熱を出すところまでいかない軽い風邪で免疫力が少し低下したところでウイルスにさらされて、インフルエンザを発症するという流れ。
きっかけは普通の風邪なのです。
だから、風邪をひきにくいことに越したことはない。
トマトジュースは習慣づけが大事
ここで、勘違いしてならないのは、トマトジュースは薬ではないので、速効性があるわけではないこと。
日ごろからの継続することによる体質づくりの観点が重要です。
病気予防の数ある日常習慣の一つとして、風邪が流行る今頃から続けていたら、少しでも効果があるかもしれません。
味もそんなに悪くない。
というよりも、むしろおいしいから、まずは飲んでみてよ。