手術もそうだが、その後が気になる。
花粉症はみんなが気にするパワーワードだが副鼻腔炎はあまり自分事では見ようとしない人が多い。
だからメディアも数字が取れないからあまり取り上げない。
でも風が吹いたのは、やっぱり有吉さんでしょうか、それとも岸田総理?チョコプラの長田さんも鼻茸なんて言っているからそうなのかもしれない。
何かのメディアで副鼻腔炎等の鼻の手術は内視鏡の時代になり患者への負荷が激減したという。そんな情報なども得て、少し調べてみたりした。
調べると言っても病院のHPや個人のブログをただひたすらネットで探す。
これがなかなか興味深い。
意外とInstagramなんかも、入院や手術報告が集まっている。
副鼻腔炎の場合、術野を広げるために鼻中隔湾曲がある人には鼻中隔矯正術も併用することが多いとのこと。
鼻中隔矯正とは、いわゆる鼻の軟骨の曲がりを直すのである。曲がりを治すというより膨らんでいる方を削る。曲がっているところをまっすぐにするわけではないので鼻は高くはならない。残念。
削るなんて言うと、正中線を超えるぐらいにひどいと軟骨に孔が開いた状態になるのではないかとも思ったが、そこに深く言及しているサイトは見つからなかった。
でも、手術の合併症で鼻中隔穿孔という症状についてはそこそこ書いてあった。これは嫌だな。
一方、副鼻腔炎自体の手術は鼻茸や肥厚粘膜等の病変と膿の除去の他、複数の壁で分かれている副鼻腔を単洞化することが大きな目的。
手術時間は鼻中隔矯正は10~30分、副鼻腔炎は片側30分~1時間程度だという。
こんなのを内視鏡でやるなんて器用だな。
気になる術後はどれを見ても阿鼻叫喚。
詰め物で鼻で息ができない。
発熱とだるさ。
患部の痛み。
ガーゼ抜き。
とさまざまなご報告。
鼻の中の粘膜を広範囲に削り取って、細かい骨も取るんだから、そりゃ痛いし熱も出るよな、とビビる。
入院期間は日帰りから一週間以内がほとんどで、個人病院では日帰りが多数、総合病院は3泊4日、4泊5日。それ以上は標準の期間としてセットしているのではなく術後の状況を見て伸ばしているようだ。これは病床数が制約もあるのだと思う。
しかしながら、日帰り手術で見落としてはいけないのは、多くの病院で術後1週間程度は病院の近くでの滞在を推奨している。だったら入院の方がいいのではなどと思ったりもした。
日帰りのメリットとして、入院病室の縛りも無いので割と早く手術が受けられる。
一方入院の場合は病床ベッドの調整もあるのですぐには受けられない。東京、横浜、川崎あたりだと、3か月待ちなら早い方のようだ。
一番肝心なこととして、手術して結局どうだった?という感想的な部分には、ほとんどが、やってよかった、もっと早くやればよかった。
とあり、これは手術に踏み切るモチベーションにもなる。
もちろん、後悔の意見もあったが、それらは医療事故だったのでは?というものや、術後の管理や退院してからの自己養生がうまくいかなかったのでは?というものだった。
紹介状を書いていただく
ということで、手術をする方向での治療を進めたいと、かかりつけのお医者さんにそのことを伝え、紹介状を書いていただいた。
ちなみに、紹介状はそのかかりつけの病院や先生とのつながり等は関係なく、どこの病院でもいいそうだ。これは知らなかった。
私は特に耳鼻咽喉科のリサーチをしていなかったので最初に言われた病院にしたが、心配ならば、年間の実績件数等で比較してもいいかもしれない。さすがに副鼻腔炎の手術で有名な慈恵医大は予約が取りにくいんだろうけれど、件数が多いということは、それだけたくさんの人が助けを求めていくということであり、また、同様の手術に慣れているということでもあります。
症例経験は重要。
それと、紹介状を持って行ったからといって、手術適用になるかどうかはまた別の話だということも留意しなければならない。
紹介先の病院の判断で手術はお勧めできないと言われるかもしれません。
手術はあくまで最終手段。
もう一つ、紹介状は依頼してから3日ぐらいかかりました。町の耳鼻咽喉科ってどこも混んでいませんか?そんな中で、すぐに過去のカルテとか確認する対応はできないでしょう。
おそらく開院時間外に作成していただいたのだと思います。なので、紹介状を依頼した当日にもらえない場合があります。
なんだか残業させてしまったみたいで申し訳ない気持ちになりました。