1ヶ月半前ぐらいから、鼻が詰まったり、喉に鼻水が流れてくる後鼻漏があったりで、何か痰がたまりやすいような状態になった。それが喉を刺激するから咳も出る。喘息と近い症状が出てくる。
季節の変わり目の鼻風邪か、使い始めたエアコンのカビが原因か、なんて思っていたのだけれど、この鼻水がしばらくすると、ネバネバとしてきて、黄色くなってきた。
あ、この症状は覚えがある。
またか。
副鼻腔炎の再発
副鼻腔炎が再発したと確信。
当然のことながら自己の感覚で診断をするわけにはいかないし、そもそもどうやっても自力では直せないので、こうなってしまうと耳鼻科に行く必要がある。
さっそく、耳鼻咽喉科へ。
鼻の穴から、ざっと手際よく鼻を観察される。
鼻たけと呼ばれるポリープ等も確認できるようだ。
ポリープなんて言われるとビビるけれど、副鼻腔炎の患者にはよくあることらしい。
鼻のかみすぎや粘膜が過敏になっていたりで隆起するとのこと。
更に、頭部のレントゲンを上からと正面から撮る。
案の定、頬と眉間にある副鼻腔内が真っ白になっています。
右も左も。
よくこんなになるまで放っておいたね。
匂いも全然感じないでしょ。
と言われる。
そう。匂いがほとんど感じられないのです。
これはかなり辛い。
だってサラリーマンって、食べることと飲むことって、極めて大きな楽しみじゃないですか。
鼻が利かなくなると、それが楽しめなくなるので、結構、楽しみの場を奪われるわけです。
今回の副鼻腔炎の治療法
さて、副鼻腔炎になってしまうと特効薬はありません。
すぐにでも直したいのであれば手術という選択肢もあるのですが、これはある程度の勇気が必要。
昔と違って現在の手術は大がかりではないものの、鼻腔と副鼻腔をつなぐ自然孔という部分を内視鏡手術で骨を削って拡げてあげる術式になり、副鼻腔内部の通りを良くするというような処置をとるとのこと。
当然のことながら、副鼻腔内の通りを良くしただけでは、やはり再発するときは再発するのですが、洗浄しやすかったり、薬が届きやすくなったりで、予後はとても良好なそうです。
でもやっぱりそういう勇気はない。
ということで、今回もクラリスで病変を叩くことにしました。
実際はクラリスだけではなく、アレルギーも持ってるのでモンテルカスト系のキプレス。さらに、点鼻薬にナゾネックス。こうなると鼻炎の症状には、何が効いているのかわからない(笑)。
そして、カルボシステイン。これが実は重要なのです。カルボシステインは安い薬であることや、劇的に効果が表れるアレルギー薬と異なり、本当に効いているのか体感しづらいので軽視されがちですが、バカにしてはいけません。この薬のおかげで溜まっている膿や鼻水を出しやすくしてくれるのです。
抗生物質による治療の経過
今日でクラリスを飲んで3日目です。
抗生物質が副鼻腔炎の原因となっている雑菌と戦ってくれているのか、黄色い鼻水はだいぶ収まってきましたが、眉間と頬骨の辺りがずしっと重い。戦いの産物である膿がたくさん出てきているのでしょう。これをカルボシステインの力を借りて排出していきます。
一週間ぐらいするとかなりスッキリしてきます。
それまでは頭がちょっと重く、しんどいですが耐えなければなりません。
ちなみに、この抗生剤による療法は効果の発現に個人差がかなりあるようです。
副鼻腔炎が小さく、たまっている膿の量が少なかったりかったり、患部がそれほど広がっていなかったりする場合や、鼻の奥の鼻腔と副鼻腔をつなぐ自然孔が広めで、副鼻腔内の粘液等を排出しやすい場合には、比較的早く快方に向かうようです。
しかしながら悪い状態が進んでいたり、慢性化している場合には、半年ぐらい飲み続けるケースもあるようです。
なので、治療はとにかく早いほうがいいとのこと。
1ヶ月半放っておいたのは、遅すぎと医者に言われました。
気になる方は早めに耳鼻科へ!
前回、罹患した時の記事です。