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ナゾネックスはアレルギー全般に効く点鼻処方薬
季節の変わり目や花粉症など、アレルギーを持っている人は定期的にアレルギーを抑える薬を処方してもらっていると思います。
オロパタジンやザイザルのように飲み薬の場合もあれば、鼻に直接、噴霧するタイプのものもあります。
私はアレルギー性の鼻炎持ちなので年間の半分以上は、ナゾネックス(モメタゾンフランカルボン酸エステル水和物)という薬を使っています。
この薬は、私にはとても相性が良く、鼻の通りがとても良くなるし、鼻水もしっかりと抑えてくれる。
ただ、この薬、ちょっと高いのです。
保険適用で3割負担でも、そこそこの金額になる。
最近では、花粉症等のアレルギー薬については、保険適用外にしようとの議論も出ています。
そんなこと言われたら、ちょっとびっくりしてしまいます。
ジェネリックでモメタゾン点鼻薬が発売
先日、同じように耳鼻科で薬を処方してもらい、その足で薬局で薬を購入すると、いつもの薄緑色と異なる青い袋が差し出されました。
ナゾネックスのジェネリックが発売されたとのこと。
その名は、
・モメタゾン点鼻液50μg「杏林」56 噴霧用・112 噴霧用
杏林製薬のプレスを見ると8月23日に発売とのことだったので、9月半ばくらいからぼちぼち、調剤薬局に普及し始めているのでしょう。
このジェネリックですが、かなり安い。
1瓶、56噴霧用で薬価が710円
これまで使っていたナゾネックスは
1瓶、56噴霧用で薬価が1730円
41%ぐらいだから、6割引き?
実際には、耳鼻科での受診料、薬局での調剤手数料等もかかるので、そこまではディスカウントされず、3割引きぐらいになるけれど、まとめて処方してもらう場合には、だいぶ得にはなりますね。
ジェネリックでも使い勝手はほとんど一緒
実物を見れば外観のラベルは違えど形はほぼ一緒。
左がナゾネックス、右がモメタゾン。
キャップの色も合わせたのは何か意図があるのかな?
おそらく、間違えないようにでしょうね。同じ機能ですから。
キャップを取るとこのようにこちらも瓜二つ。
薬液を噴霧するノズルのメカニズムは実用新案や特許等があるのかもしれないなんて思ったのだけれど、それもそのはず、
ナゾネックスの製造発売元はMSD株式会社ですが、日本での販売元は杏林製薬。
対して、このジェネリックのモメタゾンは、製造発売元がキョーリンリメディオ株式会社になって、販売元は同じく杏林製薬。
ちょっとややこしいですが、製薬の認可の世界なので、こういうことはよくあることなのです。
全く関係ないところが販売するジェネリックよりもだいぶ安心ではありますね。
使用した感想と効果
鼻の調子が良かったので、かなり意識して使ってみると、ほんの若干、刺激があるような気はするのですが、おそらく気のせい。
ノズルからの出てくる量、霧の具合に違いはありません。
名の知れた杏林製薬ですからちゃんとしたもの作りますよね。
使った効果も、これまで通りとあまり変わらない。
これは助かります。
ところで、これから気候が寒くなって、乾燥してくると、気管支炎(咳喘息)も出てくる気道が弱い私。
喘息吸入薬のシムビコートもジェネリックの認可が下りたのだから、早く出してほしいです!
※シムビコートもブデホル吸入粉末剤が出されました。
飲み薬ならザイザル錠かな(個人差あり)
飲み薬が合わなければ新しい作用機序のこちらも試す価値あり
嗅覚異常ならリンデロン