責任世代というキャッチーな言葉に、救心錠剤は時々使うことがあるのですが、元祖の救心丹いわゆる丸薬の救心は飲んだことがありませんでした。
勝手な思い込みですが、本当に心臓に持病がある人が飲む処方薬の漢方のようなイメージがあったものですから。。
ところが、最近では救心錠剤の効果が浸透してきたのか、品切れの時も結構あって、意外と困ることもあります。
目次
救心は一粒がとても小さい薬
救心も救心錠剤も成分は同じなので、それではこっちも試してみようということで、30錠の一番小さいサイズを買ってみました。
6粒あたりの成分は以下の通り、やっぱり、救心錠剤3錠分と同じです。
- 蟾酥(センソ) 5mg
- 牛黄 4mg
- 鹿茸末(ロクジョウマツ) 5mg
- 人参 25mg
- 羚羊角末(レイヨウカクマツ) 6mg
- 真珠 7.5mg
- 沈香 3mg
- 龍脳 2.7mg
- 動物胆 8mg
箱を開けてびっくり。
このブリスターパックは救心錠剤と同様で品質管理上、好ましいです。
驚いたのはこの大きさ。
30粒入りの容器は、ほぼ500円玉大。
昔あった20円のガチャガチャのカプセルにも入りそうな大きさです。
さらに驚きなのは丸薬の粒の大きさ。
正露丸のイメージでしたから、これは小さい。
最近見ないけれど、森下仁丹よりも小さいです。本当にこの2粒で効くのだろうか。
救心錠剤と救心の違い
救心錠剤との違いを列記しますが、あくまでも個人的な感想です。
取り扱いやすいのは救心錠剤
小さすぎて容器から出しにくいし、丸薬を落としたらまず見つからないでしょう。
香り・匂い
飲むときに感じる香り(龍角散のようなよくある漢方の匂い)がこちらの方がかなり強く感じられ、それだけでも効くような気になってきます。
飲むときの注意
すぐに飲み込まないと口の中がピリピリします。
説明書にも書いてある通り、センソの作用とのことです。救心錠剤は口に含んでも、コップに水を注ぐ時間ぐらいは全然平気ですが、こちらは口に入れた瞬間に溶け始めるのがわかります。
救心の方が効果の発現が早い
これは匂いから来ている部分もあると思うので、感覚的なものもあるのかもしれませんが、救心錠剤と比較して、救心の方が小さくかつ溶けやすいので、薬効成分が早く血中に入るからでしょうか。
救心錠剤より効果が強い
上にも書いていますが、救心の方が早く溶けるので、血中に入る時間がこちらの方が早いのではないかと思われます。救心錠剤より速い速度で血中濃度が上がるので効果が現れやすい。
コストパフォーマンス
常用するなら救心が絶対お得
救心錠剤は今のところ9錠と30錠の発売ですが、救心は30粒、60粒、120粒、310粒、630粒とかなりの大容量サイズもあり、しかもどんどん安くなります。
救心錠剤の一番のおすすめポイント
救心の方がいいことばかり列挙してしまいましたが、救心錠剤が圧倒的に優れている部分があります。
以下の記事も参考にしてもらいたいのですが、
大した事ではないかもしれないけれど、意外と重要なこととして、救心錠剤はスーツのポケットに入れていても、数秒あれば、片手でポケットの中で一粒取り出して、さりげなく飲むということができます。
一方、丸薬の救心は片手で小瓶を開けて2粒取り出すのは結構難しい。
それでも、丸薬の救心の方が効き目が強いと思っています。
家では救心、外出先では救心錠剤という使い分けもありですね。
家で動悸?と思うかもしれませんが、繁忙期等疲れがたまる時期には寝る前に飲んでおくと疲れの取れ方が明らかに違います。
それと、イレギュラーだけれど、頓服的に1.5倍(3粒)飲みができるところもいいかもしれません。錠剤では効かないからと追加するといきなり2倍になりますから。
※公式HPにも、一日量(6粒)を越えなければ、間隔は問わないとあります。
救心錠剤がいまいち効かないという人は救心も試してみてもいいかと思います。
救心製薬からはホリ六神丸というものも発売されています。
基本的な効果は同じですが、やっぱり違う。