フランクフルトにANAで行った時の話です。
当時(といってもほんの数年前ですが)は、ANAの羽田発フランクフルト便が始まったころだったので、これを使ってヨーロッパに行きたいと思っていました。
大した話には聞こえないのですが、成田までいかず、羽田からヨーロッパに行けることがかなり便利なのです。
旅行といっても仕事だったので、ここは大事。
ANAのフランクフルト便は快適だ
ANAでもJALでも日本の航空会社を使うと基本的に一番ストレスがない。
ANA便なら機内食もそこそこおいしく食べられるし、国際線はビール(アルコール)も飲み放題というのもうれしい。
また、細かい要望も伝えやすい。長時間のフライトにはこの辺りは結構重要なのです。
どんな旅になるのかな。
羽田を発ち、ほどなく日本海を通過して、そのあとは永久凍土。ぼーっと見ているのも悪くないが、ずっとこんな風景。
窓の外に凍りついた水滴も取れないし。。
窓を見下ろすのにも次第に疲れてきたので、ドラマ(しかしほとんど第一話ばかり)などの機内放映を観ながら次第に睡眠につく。
小一時間程度で眠りから覚めても、まだまだシベリアの永久凍土が延々続く。
こんな国土を管理する国も大変だとしみじみ思う。
入国審査の注意点
フランクフルト国際空港に到着すると、まずは入国審査がある。
ここで注意しなければならないのは、ユーロ圏の国専用の審査窓口があるのだが、半分ぐらいがそんな窓口なのである。
これを知らずに、進みが早い列があるからと、そこに並んでしまうと、日本からの旅人は並び直しになる。
それらの審査窓口はユーロのマーク(星が円型に象られている)が上に表示されてい るのでそれを確認しよう。
わからなくとも、アジア人が比較的多い一番長い列がだいたいそれだ。
ちなみに、私はここで、若干30分程度、時間のロスをした。
入国審査は、アメリカ映画に出てくるような、髭を蓄えた恰幅のいい保安官のような審査官が無愛想な表情で待ち構えていた。
ちょっと苦手なタイプではあるが、愛想笑い気味にHelloと向かうと、満面の笑みでニッコリとされ、何も聞かれずに通過。
なんとなくいい人だった、人は見かけで判断してはいけない。
この辺りの写真を撮りたかったが、撮影禁止との掲示がそこらじゅうにされていたし、英語が読めない東洋人がガードマンとトラブっていたようなので、小心者の私は止めておいた。
そして、フランクフルト国際空港はここからも長い。
結構歩いたその先に、預けていた荷物の受取所がある。
ここでは、これといって照合らしきこともないし、入国審査の関係で結構バラバラの時間に皆が到着するものだから、荷物に秩序はない。
取違いとかないのだろうか?
と普通は心配になると思うので、預けるスーツケースには目立つシールやらで自分だけが許せる精一杯のデコレートをしておくことをおすすめしておく。
無事に自分の荷物を見つけられれば、出口はすぐそこ。
電車に乗るまで
空港に着いたら、さっそく目的地に向かうわけだが、まずは移動手段を確保しなければならない。
フランクフルト空港からは、地下鉄がなかなか便利な交通手段である。
市街地に出るには、大きなスーツケースを持っていても電車ならあまり苦労しないし、何より、タクシー乗り場を探す方がめんどうくさい。(何度も言うが、フランクフルト国際空港はかなり広い)
到着出口を出れば、地下鉄はすぐに見つけられるはずだ。
地下鉄に乗るには、まずは、切符を買うことになる。
言葉の表示は独語、英語、中国語等であり、もちろん日本語はない。
ドイツと言えども、最低限の英語は知っておいた方がいい。
ここで、少しでも戸惑うと親切を押し付けてくる物乞いが寄ってくることがある。
見た目は普通の格好で汚らしくはない、それで、切符を買うのを手伝ってくれるのだが、その後に、
「オレはあなたを助けた。だからあなたもオレのことも助けてほしい。切符を買う金がなくて困っている」
というように強引なロジックでお金を要求してくるのだ。
言われていることもわからず、払ってしまう人も居そうではあるし、
言葉がわかっても、助けてくれたんだからとチップ感覚(ずいぶん高額だが)で払う人もいるかもしれない。
でも払う必要はありません。
断りましょう。
特に、大きなスーツケースをもった東洋人は一目で旅行者とわかるのできょろきょろしていると要注意です!
ちなみに切符の買い方はネットでも調べられるので、見ておくといいと思うのだけれど、オフィシャルのHPを見ても、手ごろな写真付きの説明がないのが残念。
ドイツの電車(上の写真のDB)は基本的に改札らしきものがない。
また、乗る時間を指定して切符を買うことになるので、少しややこしい。
日本の在来線と異なり、乗る電車は指定する必要があるのだ。
検札は車内に車掌が回ってくる。
車掌さんはドイツ語専門で、あまり英語が通じない方もおり、間違って買うと手こずることもあるようであるが、だいたいは寛大に処理してくれるようです。
ドイツ人は見た目は厳ついけれど、結構優しい。
ホテルを選ぶ際の注意点
ちなみに、フランクフルトのホテルですが、国内の代理店等がオススメしてくるところは、日本人のスタッフが居るかいないかという点にウェイトを置いているところも多いようです。
従業員の中にはドイツ語しか使えず、英語も通じない方もいるから、便利さという面では、その観点もありだとは思います。
逆にドイツ語ができる方は、トリップアドバイザーなどで自分で探して代理店に指定し、バウチャーを発行してもらうのもあり。
私が泊まったところも、ある程度の評価が高いところでしたが、日本人スタッフがいるほかは全般的にいまひとつでした。
食事はいまいち、部屋はそんなに広くないし、体が大きいドイツ人仕様のはずなのにバスは比較的狭く、ドライヤーは備え付けの掃除機みたいなダクトからそんなに熱くない温風が緩く出てくる程度で髪がセットできない。
ただ、ミニバーと呼ばれるドリンクサービスはとてもGood。
冷蔵庫のビールが自由に飲め、この辺りはドイツの良さを実感。
そんなことでホテルの評価が帳消しになるのは、私が単純だから?
食べたもの記事へのリンク
次は食べ物。
ホットドッグはおいしいね。
旬の時期ならシュパーゲルはマストです。