その昔、プロテインブームを作ったアサヒのPF21を思い出す
もう25年位前になろうか。
PF21というドリンクがあった。(今もあるのかな?)
やっとスポーツドリンクとその機能が認知されてきて、ポカリスエットとゲータレードの粉が運動部を席巻していたころ、プロテイン飲料ということで発売された。
スポドリとは全く縁のないと思われていたアサヒが、である。
「プロテインって何だ?」
「筋肉がつくらしいぞ。よくわからんけど」
「やばくない?肉っぽくないけど」
ということで、今日は筋トレしたな~という日には、なんだか飲んでいた覚えがある。
とは言え、実際に効果があったのかどうかは、はなはだ疑問ではある。
(もしかして、PFってプロテインフィットネスの略?って、今更、気付く)
当時はアミノ酸にまで分解したレベルでのプロテイン摂取というところまで市民雑学が浸透していなかったこともあるが、牛乳に溶かすタイプの粉っぽくて、どろどろして、実に美味しくない普通のプロテインの方が筋肉が付きやすいような気がしていた。
だって、まずくてもそっちの方がタンパク質っぽいではないか。
アクアプロテインはかなりいい
さて、最近はSAVASがアクアプロテインというのを出している。
ザバス アクアホエイプロテイン100 グレープフルーツ風味【40食分】 840g
- 出版社/メーカー: 明治
- 発売日: 2014/02/24
- メディア: ヘルスケア&ケア用品
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まず、ネーミングに感心した。
ドロドロ感は微塵も感じられず、サラサラと飲みやすそうである。
そして実際に飲んでみてもグレープフルーツやアセロラなどの若干苦みに酸味が加えられたフレーバーに仕上げられている。
これは飲みやすい。
そう、25年という時を超えて、PF21を思い出したのだ。
これまでのタンパク質のままだと水には溶けにくい。ところが、アミノ酸にまで分解してあれば、かなり細かくなり水にも容易に溶けやすくなり、このような形になる。そうなると吸収も早い。
この分解過程が工業的なのか、化学的なのか、はたまた微生物の力を借りているのかは不明であるが、そこは知らないでおこう。
ほかにもアミノ酸の個別の働きに着目したものになれば、BCAAなどの吸収されやすいタイプのものもあれば、アミノ酸のブレンドによる効き方を調べつくした機能型プロテイン(VAAM等)もあるけど、毎日は取らないですよね。
ジュニアプロテインへの応用はさすが
ところで、この性状をうまく応用しているのはジュニアプロテインだと思う。
ジュニアプロテインという部類は、プロテインの他に、カルシウムを定着させ成長を促すビタミンDや、カルシウム等も含まれているプロテイン。
この子供向けプロテインは各社からいろいろ発売されているが、ザバスは甘すぎず、サラサラしてかなり飲みやすい仕上がりになっている商品である。運動後の水分をほしい状況でもスポーツドリンクのような感覚でごくごく飲める。他社から類似は出ていないので、マネしちゃいけないのかもしれない。
今の子供は口が肥えているから、どろどろして甘ったるい昔ながらのプロテインは続かないが、これなら大丈夫の子も多いはずだ。
ちなみに、子供が飲むものだから人工甘味料等の添加物が心配というのであればウィダーをおすすめしておきます。
ちなみにプロテインは、短時間での飲みすぎは臓器にも負担がかかるのでよくない。あくまでも食事はしっかり取り、補助的な摂取が望ましいことは、今も昔も一緒なので、頼り過ぎないように。