健康を扱うTV番組
免疫アップに、にんにくや小松菜、キャベツとか、LDLや中性脂肪にはサバ缶とかトマトジュースとか。血糖値にもトマトジュースとかこの前TVでやってた。
健康特集はとても役に立っていいんだけどさ。
でもいきなりやられるとちょっと困るんだよね。
店から一時的に物がなくなる。
いっつも食べてるのに買えなくなる。
今日の場合はサバ缶と、トマトジュースが品切れしていた。
あと、とばっちりでオリーブオイルも。
会社帰りに寄るいつものスーパーでのこと。
こういうことはよくあるし、本当に一時的なんだ。
でも一週間ぐらいは、品薄でこれらが買えなくなる。
意外とそれが困るんだ。
いっつも食べたり飲んだりしているから。
これは、ある意味テレビ局が仕掛ける逆飯テロともいえる。
TVは情報を伝えるプロですから
番組の作り方も、やっぱりうまいんだよな。プロだから。
かなり衝撃的で印象に残る作り方をするわけだ。
例えば、
90が80になるグラフの軸を
0~100ではなく、70~100の軸で作ったりする。
グラフなんて細かい軸横の数字より、棒の要素の方を見るでしょ。
それとか、
平均値ではなくて、10人の被験者の一番すぐれたケースのグラフを出したりする。
(もちろん、これらのテクニックはプレゼンやPOP広告の基本だから、社会人は吸い取るべきスキルだけどね)
これらはどれも嘘ではないけど、なんかなぁ。。って思うでしょ。
冷静に見れば。
ところが、番組を観ている間はそうは思わない。
実際に減っては、いるのではあるが、実は緩やかな減り方であったり、挙動が特異なケース(むしろ統計処理で外すべきケース)を示しているにもかかわらず。
でも本当に激減したように、ある意味では錯覚を引き起こすような、とても優れた表現の仕方をするものだから、店から一時的にその商品がなくなるのだ。
プロが編集をしているから当然ではあるが。
それを見た視聴者はすぐに効くと思って買って、早速、摂取を始めるのだけれど、効果が出る前に飽きるから、今度は在庫が残って、ダブつくという繰り返し。
もっと、普通に伝えてもらった方が
番組を作る側は、もっとマイルドな表現で番組作りをしてくれたらいいのにと、こういう時には思うのである。
さらに言えば、即効性がないものは、ちゃんとそれもいってあげないとな。って。
例えば、サバ缶なんて、商品によっては、結構、鯖由来以外のオイルが多いものもあるから、体質が変わるまで取り続けないと商品によっては逆効果では?なんて考えてしまうわけで。だって、サバ缶なんて、毎日食べられないでしょ。
これらの健康関連で特集される食品は、実際には、毎日摂取できないと効果が出てこないものばかりなんだよね。
観る側はこのあたりを注意して、正しく感化されたいねと思うところです。