さすがは新横浜ラーメン博物館、おいしいラーメン店がそろっている。
うまいだけなら他にもたくさんあるけれど、ここは視線を変えて、日本以外の国、しかもドイツでこれが食べられるのか?という観点で食べてみると、かなり驚きだ。
ドイツと日本ではラーメンを作る環境は大きく異なるだろう。食材、スープの材料等を安定的に入手できるルートもそう簡単には見つからないかもしれない。そんな条件下でこれが実現できるところに感心する。本当にドイツでもこれを提供しているのか?って思うぐらい。
それと、ドイツに行ったことがある方は薄々感じているとは思うが、あまりドイツの食は日本人向けではない。醤油の文化が無いだけなのかもしれないが、それだけではなさそうだ。
根本的に食に対するこだわりがそれほど強くないようで、人によっては腹が鳴るから何か食べる。というようなところがあるって聞いたことがある。
だってさ、ドイツに行ってもアイスバインとか、ザワークラウトとか、カリーブルストとか、それに合わせるアプフェルバイン(アップルワインのサイダー割り)とか、旬の時期にはシュパーゲルとか、まあ、土地の食べ物と言われたらおいしくいただくけれど、そんなに飛び上がるほどおいしいってのに出会ったことはない。
これはドイツ的でおいしい!って思ったのは
「レーマン広場の立ち食いホットドッグwithビール」
ぐらいであり、これもおそらくは、雰囲気がそうしてくれたんだと思う。
ハリボーの安さは認めるけどね。関係ないか。。
さて、話をもとに戻すけれど、この無垢のラーメン。
味の方はといえば、名店が鎬を削るラーメン博物館内では普通なのかもしれないけれど、それを考慮してもおいしい部類であることには間違いないと思う。
麺は太めでモチモチしているし、スープも若干甘みを感じられる豚骨醤油というところ。公式サイトでは家系ラーメンに近い味になっちゃったとありますが、やっぱり家系に近いながらもオリジナルな味であると思います。
どっちかっていうと鶏豚大将の鶏の家系に似ているかな。。
なお、アドバイスとして、店頭でビールをサーバーからしなやかにサラサラと注ぎ、ふわりと泡を仕上げるお姉さんにひかれてビールの食券も買いそうな衝動に駆られるが、そこはぐっとこらえるともう一杯ほかのラーメンが食べられるよ!
それと、せっかく入場券を払って入ったのだから、一軒だけとは言わず、いろいろ食べるべきで、ハーフをお勧めします。値段は半値よりはちょっと高めだけどね。
最初の一杯は特におなかがすいているから、普通ないし大盛りを頼みがちなので注意しておきましょう。ラーメン博物館ではね。
参考までに、文中に登場した鶏豚大将はこんなところです。