定期的に健康診断はしている方、していない方、いろいろいると思いますが、自分のお腹の状態を少しでも把握しておくことはとても重要です。
何か症状が出ていれば対応ができますが、自覚症状が何も無ければ病院に行く機会もありません。
でも、場合によっては自覚症状がなくとも、病気になっている場合もありますので、早期に見つけられるに越したことはありませんよね。
そこで、一番手っ取り早いのは触診。
週に一回でも、月に一回でも、寝る前に布団やベッドの上でやってみてはいかがでしょうか。
まずは上を向いて、仰向けの体制で横になります。
そして足を曲げ、膝を立てるような形にします。
こうすると、お腹の筋肉が緊張しなくなるので、普通の状態であれば、お腹は筋肉に邪魔されず柔らかい状態になります。
ここで、上から人差し指、中指、薬指の指三本で押していきます。
指一本で押さないのは何故かというと、
- 一本指だけの場合、力が集中してかなり強く推してしまい、筋肉が反応してしまうことがあること。
- 局所的に押すと、臓器が動いてしまうこと。
等があるからです。
また、ある程度広い範囲で触るとまわりとの変化も見つけやすいです。
最初は息を吐いたり吸ったりしながら、リラックスした状態で行います。
みぞおちの下あたりから、お腹の中央、下部に向けてすすめ、あとは大腸沿いに右回転で押してみます。
次に、肋骨に隠れている肝臓です。
これは、息を吐いた状態で肋骨沿いに指を這わせ、少しずつ息を吸ってみてください。息を吸って、肺が膨らむと肝臓が少し肋骨からはみだすようになり、触診することができます。
押す力は強く押したり、弱く押したりしますが、強く押しすぎると痛いのは当然です。
押してみて、痛いからとみだりに不安になる必要はありません。このとき、同じ強さで押したときに部分的に痛いのか、その周辺はどうかと比較しながら行うのがいいです。
張りなども全体的なのか、部分的なのか注意してやってみてください。
また、しこりなどは動くので指先の方がわかりやすいようです。逆に動かないしこりは腹筋上のこりの場合もあるので、そのあたりも気にかけてみるといいと思います。
上記は仰向けのケースでしたが、横を向いてもやってみてください。
特に脇腹や腹部の中央付近等は上を向いていた時に触れなかった角度からも触れるようになります。
ちなみに、巷には、内臓をもむ健康法も出ていますので、同じような効果が期待できるかもしれません。
腸をもむものとか、
肝臓をもむものとか、
病気を治したいなら肝臓をもみなさい (血流がよくなり免疫力アップ!)
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腎臓をもむものまでありますね。どうやって??
実は私も当初は便秘解消法としての腸もみをしていたときに、これって、触診もできるのかな?ということでセルフ触診もすることにしました。意外と安心します。
最後に、セルフ触診はあくまでも自己判断です。定期的な健康診断はしっかりと行いましょう。