タイトルがきわめて微妙な言い回しに見えますが、これしか思いつきませんでした。でも安心してください。ディスってないですよ。
いつ買ったんだか憶えていないんだけれど、
「人生を変える修造思考!」
=毎日をワクワク生きるための自己変革術=
という本が出てきた。
自己変革なんて言われると、もうセルフコーチングの領域ですね。
人生を変えたいなんて思った記憶はないのであるが、酔いどれネットサーフィン中に何かのノリでポチったようだ。
値段は1050円、消費税5%の時だと想定されるとともに、書店で買うと抜き取られる書籍注文カードがはさまれたままなので、Amazonで買ったものだと思いだした。
というか、消費税8%になったのそんなに昔じゃないよね。
いずれにしても、このような不意の本との出会いは、しばし読み込んでしまう。
やっぱり、なんかすごいよこの本、というかこの人。
一回読んだはずで、もちろん、読めば読んだことをちゃんと思い出すんだけれど、なんだこの新鮮さは。何回でも読めそうだ。
そしてなかなかの展開巧者だ。
たとえば、「マクドナルドを食べることは世界を食べることだ!」
一見、洗練はされていないけれどキャッチーな表題で、まずは、いかにマックが好きだかが記述され、さらには修造流のマクドナルド注文法として、(ネタバレになっちゃまずいから詳細は記しはしませんが)「ポテトがあがったら教えてください」と云ってレジを離れて、揚げたのを教えてもらったらすぐに取りに行くという旨の内容を、わざわざ2コマ漫画的な図解までして書いている。
それで、マクドナルドが大好きなだけのお話かと思いきや、そこからはテニスで鍛えたゲームメイク(若干、強引?)で、最終的に、
- 変化を発見する楽しみをもてば毎日が楽しい。
- 自ら動けば、いくらでも人生楽しくできる。
みたいな、前向きに過ごしていくための話に落ち着かせている。
こんな感じの、えっ!?っていうエッセイ的な文を、すごく楽しそうに何本も書いてあるんだよね。
もちろん、この「えっ!?」ってのは、こんなこと本の題材なのかい?ってなニュアンスも少しばかりはあるけれど、とにかくそんな風に考えるんだ~。なんて妙に感心したりする内容も端々に含まれていたりする。
なるほど、この視点が世界を見てきた男なんだね。
そういえば、一度、なんかのイベントで生の修造を見たことがある。
とても紳士的というか、育ちの良さオーラが出まくっているのを感じ、現物はTVと違うじゃねーかなんて思ったのを記憶している。
それと同時に、だからあんなに熱いけれど、暑苦しくはないんだなと、一人合点し、納得して帰ったのを思い出しました。サインはもらえなかったけれど。
書店をうろうろするのもいいけれど、たまには昔買った本を引っぱり出してくるのも新しい発見があり面白いですね。