旅人と名付けられた曲は意外と多い。
アーチストにとって、旅人というのはいいテーマなのかもしれません。
個人的にはMr.childrenの旅人がかなり好きで、これは「マシンガンをぶっ放せ」のカップリングだったのだけれど、マシンガンよりこっちばかり聞いていました。
その後、引っ越しも経てCDがどこかに行ってしまい、かつ音楽プレーヤーも代えたりでしばらく聴く機会がなかったのですが、整理していたら時空を超えて発見されたという展開。これを買ったのは96年8月でかなり古いのですが、3台くらい前のプレーヤーには取り込んだ形跡がありました。それからなので10年位は押入れの奥で熟成されていたことになりますが、これは、物持ちがいいのか、整理ができていないのか。。
歌詞は写真の通りで、読んでもらうとわかると思いますが、内容はまさにセラヴィという感じです。
モラトリアムを過ぎて独り立ちしなければならないね。
これからどうやって生きて抜いていったらいいんだろうね?
大丈夫、みんな考えていること同じだよ。
桜井さん独特の人間味に溢れる心境を絡めた情景描写でうまく表現されていて、かつ合わせる音楽の方もテンポがとても心地よい。
もともと私は曲を聴いていて浸りはするけれど、勇気づけられるなんてことはほとんどありませんが、この曲だけはちょっと異なりました。もともとミスチルの曲はなんだか同感する部分も多くて好んで聞いていましたが、結局はフィーリングなんでしょうけれど。
“どうせだめならやってみよう”
“うつむかず天井を見よ”
“転ばぬ先の杖なんかいらない、でも心配、そんで今日もまた神頼み”
と歌っているのだけれど、つまるところこんな解釈。
「なんでも前向きに行こう、それでダメだったらいいじゃないか。でもやっぱりダメじゃない方がいいから、神頼みもするけどね」
なんだか自分の行動パターンそのもののような気がしてなりません。
鼻歌で口ずさみはするものの、しばらく聞いてはいませんでしたが、見事に洗脳されていたというところでしょうか。。
ちなみに、私はアルバムを聴くときはあまり曲名を意識していないのですが、福山雅治アニキの旅人も実はかなりいいなって、残響を車で流していて今さら気づきました。旅人って名前をもらった曲は当たりの確率が高いのかなと思ったりしています。