鼻うがいを知っていますか?
あくまでも鼻腔内の洗浄であり、副鼻腔内はどうにもなりませんが、それでも鼻づまりの解消には役立っているようです。
また、乾燥した時期につらい花粉症やハウスダストはこれが一番効きます。
鼻スッキリです。
これまではハナノアを使っていましたが洗浄液量が少なく、値段も高い。
ハナノアシャワー 痛くない鼻うがい 使い方簡単タイプ (鼻洗浄器具+専用洗浄液300ml)
- 出版社/メーカー: 小林製薬
- 発売日: 2015/09/24
- メディア: ヘルスケア&ケア用品
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これを使うと、少量でもメントール系のスースー感があり、すっきりしますが、やはりうがいなので、悪いものを大量の洗浄水で流した方がいいです。
そうなると、食塩水がコスパ抜群なのです。
鼻うがいのコツ
やり方の細かい方法については、鼻から食塩水を入れて、口から出すコツを自分でつかむしかないのですが。
「あ」と「え」の間の音を発声するようなイメージで喉の奥をグッと広げ、がらがらと声を出してうがいをすると上手くいきます。
それと、
お風呂タイムにした方がいい。
道具は高価な鼻うがい器を買わなくても百均で売っているドレッシング等の容器(先が細くなっていて、じゃばじゃば中身を出せる容器)で十分です。
重要なのは洗浄液です。
初めて行う人は無難に食塩をぬるま湯に溶かしたものにしましょう。
あえて0.9%の生理的食塩水とは言いません。
配合はあまり気にしませんが、濃くなり過ぎないようにした方がいいです。
食塩小さじすり切りに対してぬるま湯150~200㏄位でしょうか。
濃さの目安ですが、喉から口にまで鼻水が垂れてきた経験があると思います。その時、若干の塩気を感じると思いますが、それを思い出してください。それがバッチリの濃度ですので、作った洗浄水(食塩水)を味見してみてください。
私の経験上、薄い分はそんなに気になりませんが、あまり濃いと後で鼻がヒリヒリと、少し刺激が続くような感じがします。濃いめにすると浸透圧でむくみが解消されると書いてある情報も見られますが、ずっと鼻の中に溜めているわけではないし、流すことが目的です。
でも、念のため、濃いのも試したい方は濃いめの食塩水を(手ごろな粘膜である)口に含んだり、点眼してみてください。鼻の粘膜にもそれと同じことが起こっていると考えてください。
量について、これはあまり書かれていませんが、200㏄位やると効果が出てくるように思います。片方あたり30㏄位で3往復で概ね200㏄というような具合です。
1往復ごとに軽く、鼻をかむと鼻腔を洗ってる感があります。
というより、流しているだけでは粘膜に付着したものはなかなか出てこないので、鼻をかむのは重要だと思います。ただし、あまり強くかむと耳に来るので本当に注意してください。
応用編として、食塩水にプラスして以下の3つを試しました。
【アズノール(アズレンスルホン酸ナトリウム水和物)】
これは病院等で処方される青いうがい薬ですが、あまりお勧めではありません。特に市販のこれ系のうがい薬は甘い成分も含まれているからやめた方がいいです。
さて、何がよくなかったかっていうと、鼻自体は通るようになるのですが、なぜかしばらく匂いを感じなくなりました。作用機序を細かく知らないのですが、少なくとも複数回試してみてそうだったので、少なくとも私に合わないようでした。
【ホウ酸】
これは薬局に普通に売っていて、小学生の頃に結膜炎の洗浄にも使ったなあ、なんて思い出しました。今は目の洗浄にはあまり使わないらしいですけど。
使ってみると、鼻が利かなくなるなんてこともなかったのですが、翌朝起きると鼻が渇いているような状態になります。でも、鼻水は止まるので調子はいいです。
ただし、消毒作用もあるから常在菌も攻撃する可能性があるため多用は禁物で、かつ薄めにしておいた方がいいみたいです。
【炭酸水】
洗浄効果が高いので、効果があるかなとやってみました。食塩を溶かした熱めのぬるま湯に半分ぐらい炭酸水加えました。結果はツーンとした刺激がつらいもので、洗浄後も思ったほどの効果は疑問。炭酸水の洗浄効果は脂やカルシウム等のミネラル類なので、鼻の粘膜には関係ないのかもしれませんね。
結果的に、日常的にはノーマルの食塩水で、時々ホウ酸を加えるというのが私のパターンになっています。
コツをつかむまで大変ですが、鼻の調子が悪い方は試してみるといいかもしれません。
鼻通りがよくなる効果はかなりのものです。
鼻うがいで気になったことは、
必要な分の粘液も流してしまうからなのか、鼻血が出やすくなる場合があります。
それと、鼻が通りすぎて、慣れるまでくしゃみが出やすくなるかも。