西船橋はかいざんという店に行ってきました。
恥ずかしながら、有名店なんですね。知らなかった。
別のところ(東船橋)に本店があるとのこと。
ちなみに、その店に入った理由は、昼食をとろうと思っていたところ、たまたま通りかかって、その店をちらっとのぞいてみたら条件が合致していた。
条件が合致した。なんて偉そうに言っているけれども、勝手に私が思っている知らない土地でラーメンを探すときのポリシーは、
「安すぎず、程よく混んでいるカウンターのラーメン屋」
これで概ね、大外れはしない。
ちなみに、程よくというのは、昼時や夕時であれば満席ないし、2,3人の待ちがいる程度。
これ位であれば、時間もそれほどかからないから時間的な制約もクリアできるし、カウンターの店は純粋に食べることが目的でくる人がほとんどだから、リピーターも少なからずいることが想定される。
安くもないのにリピーターがいるってことは、まずくはないってことだ。
店の中に入ってやっとわかったのだが、ふなっしーが出演した番組で絶賛していたとのことだった。そのTV見ていないから、何とも言えないけれど、ふなっしーは、地元のキャラだからね。
しかし、結構大きめのどんぶりだから、イリュージョンの際にはさぞや大変だっただろうと想定される。
さて食べなければ。
まずはおすすめと書いてあるから「かいざんラーメン」の食券を800円で購入。
頼んでしまってから気が付いたのだが、同じ値段でチャーシューメンというのがあり、丁寧にも嘘偽りのない写真も展示されているのではあるが、その違いがよくわからなくて、少しばかりキョロキョロしながら悩む。
むしろチャーシューメンはチャーシューが5,6枚盛られているから、そっちの方が得じゃないか?などと思ったりもしたけれど、おなじく「かいざんラーメン」を頼んでいる人が何人もいたから、価格分の何かがあるのだろうとちょっと安心した。
8分ぐらいで出てきた。
脂感の無い、ロース系の厚切りチャーシュー、海苔、わかめ。
そして中央にはどさっと盛られた細切りねぎ。
写真の真ん中のモヤシっぽいのはネギですよ!
そのネギは適度にごま油を全体にまとって、しっとり感のあるしゃきしゃき食感がクセになる。
チャーシューはスープを取った後の肉塊で作っているのだと思うけれど、十分肉感が味わえておいしいです。
薬味はおろしにんにく、豆板醤、こしょう、酢、ごま。
スープは豚骨醤油。
うまい、ちょっとしょっぱい?・・・。
でもそんなことはどうでもよくて、一口食べた瞬間からノスタルジーモードに切り替わりました。
その昔、横浜界隈には鬼っ子ラーメンというラーメン屋が数店舗あったのですが、その味をなんとなく思い出させる味。なんだか懐かしい気分になってしまいました。
もうだいぶ前に鬼っ子ラーメンは絶滅してしまいましたが、少しその系統が入っているのかな、なんて思ったりして。
そういえば、どんぶりの形状(浅めで大きい)もそっくりです。
そうだよ、これは鬼っ子のどんぶりだ。
もう一度食べたいな。
などと、他の人にはどうでもいい青春の味を思い出しながら、まあまあいい店でした。
また、近くに寄ったら行こうと思います。
ところで、となりは吉田類の酒場放浪記に出ていた店じゃないか?ひょっとして。