とうとう入院の日が来た。
入院に関する書類は何度か確認したが、ほとんどは不備があってもその場で書けるもの。手術費用の保証人も別に立てなくともクレジットカードが有ればOK。やはり、一番心配なのは高額医療の限度額申請でした。
結構いい金額になりますよね。
でもマイナ保険証で手続きは簡単でした。
かざして暗証番号を押して、高額医療申請をしますか?という部分をタッチすれば終わり。
マイナ保険証については不評の声も聞こえるけれど、これって相当便利じゃない?
持ち物は着替えのほか、念のため、スポーツドリンクやお茶類、アミノバイタルやinゼリーなどの栄養補助食品をそこそこ準備した。
ちなみに、inゼリーはプロテインタイプのものにした。
クエン酸とかブドウ糖とかは寝ているだけだからさほどいらないだろう。でも、食事がとれなくなるとその分、傷口の回復も遅れるのではないかと考えたためだ。
粘膜を削いだり骨を削ったり、傷口はかなり広いはずで、体を作るアミノ酸はかなり消費するはずである。
また、手術後は鼻が詰まった状態になり、のどや舌がカラカラに乾燥するとのことであったので、リップクリームやのど飴も準備しておいた。
色々揃えていると、スーツケースはそれらの飲み物や食料でほぼ埋まってしまった。え?
それと、歯ブラシ、シャンプー、ボディシャンプーと3日はシャワーもできないとのことであったので拭くタイプのシャンプーとボディシートも用意した。
どれだけ役に立つかわからないけど、とりあえず気づいたものは準備した。
なお、タオルとパジャマはレンタルサービスがあったのでそれを活用することにした。何回着替えても一日定額で500円。
結構な出血があるって話だったので、そんなレンタルサービスを使わない手はない。
一連の入院手続きが済むと、病棟のナースセンターに行くように言われ、そこで病室に案内された。
病院特有の何とも言えないカーテンで仕切られた閉鎖的な空間。
ここで1週間暮らすのか。
でも、4人部屋の窓際のベッドで少しラッキーでした。
その日は特にすることもないが、順番が空いていたので術後はしばらく入れないためシャワーを浴び、本とか読んでいたらいつの間に18時。
食事の時間だ。
病院食は言われるほどまずくはなく、ちょっと感心。特に、副鼻腔炎などは食事制限がかかる病気でもないので、味付けも薄いなりにも許容できる程度。
栄養士さんは、むっちゃ頭使って献立を考えてくれているのだと思う。
ありがたいですね。
とはいうもの、おいしい!とも言えない。
何故か?
これは病室のベッドで食べるから食欲がそがれるんだと気づきました。
その日の病室内の副鼻腔炎の患者は私一人。耳鼻咽喉科病棟なので喉の手術をした方なんかは流動食の処置なんかもしていたりする。隣でそんな大変な方がいる中での食事は、やっぱりどうしても。。
翌日は昼過ぎの手術。
なので夜の12時以降は絶飲食。
18時に食事を終えたら空腹になるじゃん。
じゃがりこを持ってきてよかった。