アファーム・ホールディングスとは?
日本では聞かない企業ですね。
業種はフィンテック企業。
フィンテック(Fintech)とは金融(Finance)と技術(Technology)を組み合わせた造語で、金融サービスと情報技術を融合させたサービス。私も初めに知ったときは、いったい何ができるんだろうなんて思っていたのですが、今では毎日使っているiDやPayPayなどのスマホ決済などがそれにあたると言われ、確かに、金融と情報技術だ!と合点がいきました。
アファームはこの技術を用いて、オンラインやモバイルでの商取引におけるBNPL(Buy Now Pay Later:今買って、後で払う)いわゆる後払いサービスを行っている。
利用者はクレジットカードを持ちにくい層や若年層にユーザーが多いとされ、物を買うときにその場で融資を申し込み、即座に融資限度額が示されるという。
これをもとに後払いや分割払いを行うという流れで、クレジットカード決済に近い感覚のようではあるが、日本とはクレジットスコアなど異なる部分があるようだ。アメリカでの利用限度額の設定状況がどの程度のものかはもう少し調べる必要はあろうが、デビットカードがだいぶ普及していることからも、意外と信用リスクには堅実で簡単にはクレジットで買うことは難しいのかもしれない。
異例の決算劇場
ここが2月10日4時頃から11日にかけて44%下落した。
直前高値$83.56から現在$46.55
すごいですね。
決算発表は2月10日の引け後で、概要は以下の通り。
売上高:$361M 77%増加
GMV(Gross Merchandise Value:流通取引総額):$4458M 115%増加
顧客:約700万人 150%増加
加盟店:16万8000店
売上予想:OK
ガイダンス:OK
直前にはAmazonとも提携し、決済サービスとしてはとても有望と捉えられ、決算もこれだけ見ると、とてもよく見える。
ところが、EPSが目標未達であること(ただしグロースではここは目をつぶることもある)に加え、GMV、いわゆる取扱高が上がるほど売上高は伸びていない。すなわち、そもそも営業費がやたらと高いビジネスモデルなのではないか?(いわゆるやればやるほど儲からないのでは?)と懐疑が広がったようです。外人さんのつぶやきとか見てたらそんなことが書いてありました。ちなみに、BNPLになぞらえた大喜利みたいにもなっててちょっと面白かった。
まあでも、一番の問題は決算開示時間の1時間前の場中にtwitterで決算内容の一部を流してしまったこと。ヒューマンエラーってなってますけれど、これはまずかったんじゃないかな、なんて思いますけど。
信用リスクを扱う企業ですから。
ちなみに、決算の1か月ぐらい前に平均$70前後で買ってしまったものが数株あります。
助かるのでしょうか・・。まさかペニー株にならんよな。。