通勤電車で座れると座れないでは、一日の疲労度が大きく異なりますよね。
特に朝は座れればだいぶ楽である。
その時間は居眠りに使う人もいれば、勉強にも使える。実際には、スマホをいじって、目を酷使してあえて疲れを増幅している人も多いのでしょうが・・
みんな知っていると思うけれど、座るコツを改めて書いておく。
新入社員もいるからね。
初級編
○各駅で降りるタイプの人をカテゴライズする。
推測力、分析力を必要とするものであるが、比較的簡単ではある。
例えば、学校の沿線の駅であれば学生は降りる。
ターミナル駅では、学生、私服(サラリーマンではない人)は乗りかえしやすい。
新幹線の乗換駅であったり、空港への乗り継ぎ列車がある駅では、大きなカバン、ガラガラ引くスーツケース、パソコンは比較的高い確率で降りる。
中級編
○降りる人を覚える。
それでも無理なら、途中で降りる人の顔を覚えるのが手っ取り早い。
この数が多ければ多いほど座れる可能性は高まる。
しかしながら、人の顔は意外と覚えられないものでもある。
これは記憶力との勝負なのだ。
社会人にもなると、記憶力が退化してくるから顔と名前と会話の3点セットでやっと覚えられるものだ。
さて、ここで、自分が通勤しているときのスタイルを思い出してみてほしい。
ほぼ同じ時間に同じ車両のドアに並んでいるのではないだろうか?
- ほぼ同じダイヤ
- 大体同じ車両
- 場合によってはシートも同じ
その中で、途中駅で降りる人もそれほどたくさんいないであろうから、むやみに覚える必要はなく、対象はだいぶ絞られる。
あとは途中駅で降りる人を覚えるだけである。
覚え方のヒント
・ユニークなあだ名をつける
鳥に似ているから「鳥おじさん」、ごつい眼鏡をかけているから「黒メガネ」など、特徴を捉えておく。
単純に太っているとか、きれいとか、かっこいいとかそのレベルだと混乱する。
その対象となる人のユニークな特徴を見出だし、おもしろおかしくネーミングすることが重要。
誰に言うわけでもないから多少きつい表現でも問題ない。
むしろその方が覚えやすい。記憶は刺激だ、これは勉強と一緒。
他には、芸能人に例えるのもいいかも。
・好き嫌いで分ける
苦手なタイプでこの人の後には座りたくない等は意外と覚えやすい。
どうでもいい記憶の場合、危機回避バイアスが働き、好きなものより嫌いなものの方が覚えやすいのだ。
・カテゴリー分けして、それを記憶のよりどころにする。
最近少なくなったが、新聞を読んでいる人はだいたい、いつでも新聞を読んでいる。正直、邪魔ですね。これは上記の好き嫌いになるのかもしれないけれど。
パソコン、タブレットをいじっている人も目立ちますね。
電車で座るためとはいえ、これらはいずれもばかばかしい努力ではある。
でも、写真(間違っても知らない他人を写メしたりしてはいけません)もメモも取らずに頭の中で情報を反芻して記憶したり、乗客が下車する様々な条件を類推したりするプロセスは、記憶力と観察力と推測力を養う要素が十分であり、脳トレとしても意外と効果があるものだ。
なお、電車に乗り込んでから、少しでも座れる可能性の高い座席前に位置取りをするために、とっさの判断が必要になるから、そこはしっかりとぬかりなく。