前記事からのつづき
少々の緊張を携えて病院に到着。
胃の内視鏡検査は何度かやったことがあるけれど、大腸内視鏡検査は初めての経験である。
検査に入る前に、看護師からいくつかの問診をされる。
最終的な便の状況(ちゃんと水様になったか?その時の色は?等)や血圧測定。
血圧が高いとできないことがあるらしい。(出血リスク?)
というか、自己申告でいいのかな??
まあいいや。
ここで、特に問題がなければさっそく検査室に向かいます。
検査を行う前にまず初めに着替えをさせられるのですが、
下は緑色のディスポーザブル(使い捨て)のパンツ。
パンツといっても大きめの短パンみたいな感じで、肛門付近にスリットが設けてある。ここから内視鏡を出し入れするのだ。
上着は、よく健康診断の胃バリウム検査とかでも着る、よくある検査着。
下にTシャツぐらいは着ていて、いいとのこと。
あとは時間までしばらく待つのであるが、この間が微妙に手持無沙汰になる。待合場所には潰瘍性大腸炎とか大腸がんとか、内視鏡で見つかる系の病気に関する小冊子が置いてあるわけで、いやでも手が伸び読んでしまう。こんなところで、しかも直前にいろいろな知識を得つつも、それゆえに、こんなのがカメラに現れてきたらどうしようなんて、少しばかりの緊張感が増幅される。
時間が来ると検査室に入るように指示された。
中に入ると、バンとど真ん中に検査台がある。
医師と看護師(主、副)の3人態勢のようだ。
検査台に横になって寝させられ、左肩に何かの注射をされると、すぐに検査が始まった。
医師は手際がいい。
あっという間に内視鏡が体に入ってくる感触があり、大腸カメラの第一の難所S字を過ぎたあたりで上を向くように体勢替え。
ちなみに、副の看護師さんは若い女性ではあったけれど、恥ずかしがる暇なんてないぐらいあっという間でした。
というか、使い捨てのパンツが実によくできている。
ちょうどいいブカブカ具合は内視鏡が入っているところは医者以外絶対見えないと思います。なので、変なところで心配する必要は全くありません。
検査中の痛みはというと、私は鎮痛剤を使いませんでしたが、腸の中を何かが伝っているという感覚は直接的には感じられず、腸管の内部表面には神経が無いんだということを実感しました。
ただ、曲がりの難所では腸が内部から押されるため、突っ張るような軽い痛みがあるときはありました。
また、曲がりくねった腸に内視鏡を突っ込んでいくため、内視鏡をねじりながらの作業になり、その内視鏡をひねるときに時々ムムッとなるときがあります。痛みと言っても軽いものなので、我慢はできます。
どうしても痛ければ鎮痛剤を打ってもらえるので心配は無用とのこと。
それと、私がやせ形だからなのかもしれませんが、横行結腸通過の際に剣状突起(あばら骨の前方中心の下部にあるでっぱり)を裏側から押されるような感覚があるときがあり、これは気持ちが悪かった。
そうして、ぐいぐい進んでいったのですが、最後の直線の上向結腸の部分まで来たところでトラブル発生。。
カメラが短い。
というより、腸が長い。
具体的に言うと、腸の筋肉が緩んでいて、途中、途中で腸が伸びてしまい、最後の最後でカメラの長さが寸足らずという状態になりました。
挙句の果てに「最後まで届かないかもしれないから注腸検査も用意して」なんて、緊急の検査の段取り話までし始めている。
今から大腸にバリウムは嫌だなあ。
あとちょっとなんだから届いてくれよと、しばらく粘っていただいた結果、ぎりぎり届いたみたいで、一安心。
後は引きながら観察して写真撮影。
30分近くかかりましたが、これは時間がかかった方だとおもいます。終わった後、「時間かかってすみませんね」なんて先生も言っていたので。
でもしっかり見られたし、生検に回すものも特に発見されなかったので、結果オーライです。
なるべくなら、検査前は不安かもしれませんが、カメラの映像がみられるよう、鎮静剤の力を借りない方がいいと思いますよ。
胃カメラの方がよっぽどきついです。
検査費用ですが、当日の内視鏡検査の分は5000円でおつりが来ました。
ただ、その前に血液検査とかもしているので、もう少しかかっています。
また、生検などの必要があると一か所ごとに金額が増えたり、もちろん、ポリープの切除などが加わると金額が跳ね上がるようです。
もっとも、ポリープの切除になると生命保険も適用になるので、むしろ一番安上がりになるかもしれませんが。
なんだか不調だったけど、結果を見るとなんだか安心感も出てきて、この辺りは胃カメラと一緒ですね。
機会があったら、拒まずに受けることをお勧めします。
それともう一つ、検査のため大腸が非常にきれいな状態になりましたが、おそらく腸内細菌も洗浄されているだろうと想定し、検査後の最初の食事をとる前にBifixを飲んでみました。ビオフェルミンでもいいのだけれど近くに売ってなかっただけですが。。
すると、かなりお腹が調子いい。
もしかしたら、腸内細菌の善玉と悪玉のバランスが崩れていたせいなのかもしれません。
普通にニフレックが使えればいいのにとかも思いましたが、これは処方されないと手に入らないので、大腸内視鏡検査の機会があれば、腸内環境のリフレッシュのチャンスでもあります。そんなの関係ないよ、という権威ある機関の報告も有りますが、それを言ったら善玉菌を補給する整腸剤ってなんなのよ?ということで、参考までに。
今回、長かったので3つに記事を分けました。
最初にあった症状の様子をこの記事に書いています。
大腸内視鏡検査を受けたので、最初の症状とかから書いていきます。 - サラサラ行こうね。
前日の食事とか当日の下剤の様子
大腸内視鏡検査のニフレックと前日の食事(エニマクリン) - サラサラ行こうね。
胃カメラの記事もついでにどうぞ。
胃カメラを飲むだけでも胃の症状が改善する話。 - サラサラ行こうね。
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