食べ過ぎや油っこいものを食べて胃がもたれたり苦しいとき、胃薬を飲んでいませんか?
全ての胃薬ではないですが、太る原因となっている場合があります。
逆にこれまで、特に意識せずに手元の胃腸薬を飲んでいた人は、選び方を知れば痩せるかもしれません。
目次
胃薬の種類と効果
市販の胃薬の効果はだいたい以下の3つです。
(1)運動改善型
(2)消化補助型
(3)粘膜保護型(胃酸抑制型含む)
これらを組み合わせた総合胃腸薬も多くの種類が販売されており、基本的には自分の症状に合わせて飲むのがいいのですが、体重を気にしているのであれば、以下の点を注意するといいかもしれません。
ポイントは食後の胃もたれ対応です!
(1)運動改善型
胃腸の運動を活性化させる効果のある薬で、漢方薬系に多い。
「食べる前に飲む!」とか、あのタイプ。
基本的に食前に飲むタイプですね。
代表的なのはこれ!
消化については自分で分泌できる消化液の範囲だから、ダイエットの観点からは特に問題はないですね。
(2)消化補助型
よくあるタイプで食べ過ぎの時に飲むタイプ。
胃もたれに分泌が足りない消化酵素を補って消化しやすくしてあげる効果があるものです。消化酵素についてはリパーゼ(脂肪)、ジアスターゼ(タンパク質、炭水化物)など、説明書きがなされているのですぐにわかると思います。
キャベジン、第一三共胃腸薬など、一番よく見かける薬です。
でもこのタイプは、太る原因になっている可能性があります!
なぜかというと、本来、胃の中に食べたものがある時間はほとんど決まっているので、もたれるぐらい多く食べたものについては消化不良のまま胃から出ていけば、あまり栄養を吸収できない状態(消化不良)で外に出てくるのですが、それをしっかり消化してしまうと、腸でどんどん栄養を吸収できてしまうから、その分栄養を摂り過ぎてしまい、消費できなければ結果として太ることになります。
(3)粘膜保護型(胃酸抑制型含む)
粘膜保護型については、荒れてしまった胃を回復させるために飲むもので空腹時に飲むタイプの薬です。
私が好きなサクロンとか、吉田類が宣伝しているパンシロンAZ。
このタイプは、特に消化にもほとんど関与しないので栄養吸収にも関係ありません。
セーフ。
胃酸抑制型は、ガスターなどで、胃酸が自らの胃を傷めないように、胃酸の分泌を抑制するタイプで、これもあまり消化吸収には影響しないでしょう。
もう一つ言うと、胃酸を抑制する薬は比較的高いので、ガスターやタケプロン等医者に処方してもらった方がトータルで安くつくことも多いです。
ちなみに、少し前まではこのタイプは第一種医薬品なので、通販で買えなかったんですよね。
ということで、食後に飲むタイプの胃薬については、概ね消化を助けるタイプなので、成分をチェックするといいと思います。
とその前に、食べ過ぎないことが一番ですよ!