ミスターが軽快に左手をスナップさせ、
「ピッチャー、げんちゃん」
「河野さんでいいですよね」とアンパイアが確認する。
そんなやり取りが懐かしい。
河野博文。スーパー中継ぎ左腕。
FAでジャイアンツに来て、優勝に貢献できた数少ない選手。。
どこにも「げん」が入っていないけれど、げんちゃん。
野球は今でも一番好きなスポーツだけれど、
プロ野球はあの頃が一番面白かったかもしれない。
長島監督も元気に球場ではしゃいでいたな。
それから時が過ぎ、数年前にTVで見ることになる。
そこには妻に先立たれ、玉ねぎ作りにもくもくと精を出すげんちゃんがいた。
ガッチリと筋肉がついた肩、見るからに不器用そうな風貌は当時のまま。
その玉ねぎを辛くなく甘いからと、生のままで躊躇なくかじるのを見て、
へ~、食べてみたいな、とぼんやりと思っていた。
今日、帰り道のスーパーで晩酌のあてを物色していると、これがあった。
げんちゃんの玉ねぎのお漬物
本当は、牛肉が半額になっていたから、牛たたきにしようと思っていたけれど、こちらに手を伸ばしてしまった。
写真付き(笑)
開けてみるとこんな感じ。
さっそく食べてみる。
甘い。
そして程よくしゃきしゃきしている。
京都に行くと見かけような玉ねぎの漬物とは別物だ。
また、マリネのたまねぎともちょっと違う。
これはおいしい。
この調味液も程よく甘辛くなかなか出来がいいので、卵とじうどんでも作ってみようと思います。
(パッケージには、「残った調味液は肉料理に最高」って書いてあるけれど。。)
ちなみに、河野さん。現役時代からずっと、ミスターに本名で呼ばれたことがないらしいです。