ワルシャワへの旅。
ポーランド語でWarszawa。
英語ではWarsawと綴る。
War saw。
偶然だと思うけれど、「戦争」に「見られた」のか、「戦争」を「見てきた」のか。
実際のワルシャワの名前の由来は全然異なるもので、人魚の話からきているらしいけれど、トランジット先からのLOTの機中で「War saw」などとそんなことをぼんやりと考え、ポーランドの地に初めて降り立った時、なんだか、少しばかりの感慨がこみあげてきたことを思い出します。
中世から西と東の戦乱の巻き添えを受けやすい場所でもあり、ヨーロッパでも、ここは少し複雑な土地柄なのだ。
この日に泊まったところは空港から20分程度にあるワルシャワ中央駅から北へ1㎞位のところ、サスキ庭園という大きな広場(といってもボール遊びをするようなところではないが)があり、そこに面しているホテルである。
Sofitel Victoria Warszawaという名前のホテルであるが、結構おすすめ。
部屋も広いし、朝食もおいしい。洗面所のアメニティもそろっている。
さて、腕時計を見ればAM4:30
旅行先での起床はなぜか早い。
せっかくだからと朝方散歩をしていると、その公園の一角に何か小さな建物があるので近づいていった。
案内板があったので、読んでみると無名戦士の墓(The tomb of the unknown soldier )というらしい。
ちなみに案内板というかブロンズの碑であり、ポーランド語のほか、英語、ドイツ語、そして中国語のものがあった。
おや?親日家が多いのに日本語は?なんて無用のナショナリズムが頭をよぎったが、すぐにかき消し、英語版で作られたその案内を読んだ次第。といっても、そんなに英語が堪能なわけではない。
その建物に一歩踏み入れると衛兵が二人。
燃える炎を挟むようにして消えないように守っている。
炎にさらに近づこうとすると、制止のポーズ。それを察して、歩を止めた。
いろいろ苦労した国なんだとつくづく思ったところでありました。
さて、その前の晩はちょっと近くの人通りの多い通りを歩いてみました。
王宮に続く道はひっきりなしに人が往来している。
もう夜の8時を回るというのにかなりの人出。でも初夏のヨーロッパは本当に日が長く、写真の通り、まだこんなに明るい。
ここらで喉が乾いたので、ピエロギをつまみにビール。
調子にのって、ズブロッカ。
日本とはかなり異なる食文化のヨーロッパではあるが、ピエロギの味は日本人に合うと思っている。
皮の厚い蒸し餃子というところだが、中には肉やらツナやらが入っている。
とはいえ、だんだん飽きてくる味付けでもある。
ここに醤油があったらベストだったんだけれど、それに類する調味料はなかった。あったらあったで、酢とか、ラー油とか、からしとかも欲しくなったかもしれない。
もしかしたら、そんな日本人向けにあったのかもしれないけれど、英語がうまく通じなかった。
向こうも私と同様にノンネイティブイングリッシュで一生懸命応じてくれたけれど、ポーランドの人がSoySauseなんてボキャブラリーは用意していないよね。
とりあえず、お腹も満足したのでもう少しブラブラした。
さすがに夜10時を回ると空は真っ暗。
駅方向に向かう人々の割合がかなり増えてきたため、今日のところは宿に戻ることにした。
辺りは暗いのに、こんなにくっきりとれるなんて、スマホのカメラ性能も大したものである。
このスマホの技術にちょっと感動。
過去記事:ポーランド旅行の参考に。