サラサラ式

趣味の雑記です。(健康管理、キャンプ、米国株)

【食事習慣でダイエット】食べる量を減らさず太らない体質を作ろう


ポイントは糖質の吸収速度とタイミング

一日の間で同じ量の、カロリーや各種の栄養成分(炭水化物(糖分)、脂肪分、タンパク質等)を摂取するにしても、そのタイミングによって、体への影響は大きく変わる。
糖質(糖分)は、摂取後、分解も早いことから比較的早く吸収されて1時間後には血液内でピークになる。
これを使わないと血糖値が高くなり、インシュリンが分泌され、正常な血糖値を保とうと、血液中の糖分を貯蔵できるグリコーゲンや脂肪の形に変えて蓄えようとする。だから脂肪がたまる。

おいしいものには糖分がたっぷり含まれているにもかかわらず、減量には糖質のコントロールがポイントなんだろうけれど、これを取らないわけにはいかない。でも、体中のすべての器官でエネルギーになるものなのだから、体や頭を使う前に取ればいいではないか。

 

朝食は食べよう

ご飯をガッツリ食べたいなら、朝が一番最適
朝は脳に栄養(ブドウ糖)を供給しなければならないし、通勤で体も使うと思われる。
だから、デスクワークが主体の働き手にとっても有効である。(自営業等の在宅ワークはちゃんと体を動かしてね)
この時に、タンパク質も十分にとっておけば、基礎代謝の向上にも役立つ。
昔ながらの、ごはんに味噌汁、焼き魚や納豆や卵等の日本の朝食はすごく理にかなっているんですね。

また、朝食を抜く習慣が体に馴染んでしまうと、少しの栄養で生活ができる低燃費体質になる。こうなると肥満体質一直線である。

 

昼食はガッツリいきたいが

ランチタイムは一番難しいかもしれない。
デスクワークが主体の場合、あまり体を動かしていないこともあるし、さらには、昼過ぎは消化のため、頭に回るべき酸素も取られて、頭がぼーっとしたりすると、脳もろくに使わなくなる。
だから、あまり糖分は取らない方がいいのかもしれないともいえる。
また、脂肪分の多いランチも要注意。
脂肪は消化に時間がかかる。

上記の通り、その間体も動かさず、頭も働かず、となったらさらに糖分を燃やせない。消化が落ち着いた頃には、グリコーゲンや脂肪の蓄積も開始されなんて悪循環になりかねない。せっかく消化した脂肪分も、血液中を巡り巡って、結局使うところが無くてしっかりと蓄えられたりもする。
これを考慮すると、昼食には栄養や酸素をいつまでも消化にとられないよう、胃にもたれなそうな消化にいいものが理想だけれど、夕方までの腹持ちを考えたりすると、ラーメンにライスを付けてしまったりして、しっかりと食べてしまう。

太りたくなければ、緩やかな血糖値の上昇(低GI食品というものですね)が理想であり、これらの低GI食品は野菜類や肉類が該当するけれど、消化がそこそこ大変なものもあるので、そういう視点では、制約が多くなかなかむずかしい。

ちなみに、現場仕事や営業周りなど体を動かす人は一日で一番食べてもいい時間ではある。肝心なのは食べただけ動けるかですね。

 

夕食は寝るまでの時間を考慮

ディナーは、ガッツリと行きたいところだが、これも時間に注意。
夕食後しばらく起きていて活動するのであれば、まったく、問題ない。
リラックスして、頭も働かせることができるため、脳が結構ブドウ糖を欲してくれている時間でもある。

 

しかし。。

アルコールは意外に注意!

アルコールの代謝には糖分を使うのではあるが、
最大の糖の代謝器官である脳の働きを抑えてしまうし、体を動かすにしても、飲むとだるくなり、あまり動こうとしなくなる人がほとんどであろう。特に家では。
また、お酒には結構な糖分が含まれている。
例えば、350mlの缶ビール一本でも糖分は12g程度になる。
これらの糖は液体になっているし、アルコールは幽門を緩めるから、

ダイレクトに小腸まで届き、吸収も早い
→そうなると、急激に血糖値が上昇する。
体の中で代謝しきれずに、脂肪として貯留する。
という流れになるのは、容易に察しが付くと思う。

また、時折、ビールで太るのではなく、つまみを食べてしまうから太る。という記事を見かける。
これを見て、
「私はつまみを食べないで飲むタイプだから大丈夫だ」
と考えてしまう人もいるかもしれないけれど、これは、さすがにミスリードされている。吸収しやすい形で糖をバンバン摂取しているだけなのだから。

 

それでもやっぱり体は怠けさせてはいけない

食事をとらないのは一番お勧めできないダイエット法だと思う。
人間は適応能力があるから、飢餓状態が続くと、低燃費の体質になってしまう。
長期休暇等でちょっと油断して食べ過ぎたり、油断せずともストレス性の一時的な過食状態など、いろいろ食べ過ぎる要因はいくらでもあるから、そのように低燃費の体で栄養を取りすぎると、エネルギーを使いきれずにため込んでしまうこととなる。
こうなると戻すのは相当大変なのである。
なぜなら、歳を取ると基礎代謝が下がってくることからもわかるとおり、エネルギーを使わない方が体にとっては楽なのだ。
食べない方法によるダイエットは体重が落ちるけれど、脂肪とともに筋肉の量も減っているから代謝も下がる
さらに、エネルギーがないから疲れやすく、意識せずとも最低限の筋肉の使い方をしていたりして、筋肉も保持しにくい。
エネルギーをしっかりと使いきれる体を保てるように体を怠けさせないのが重要です。

 

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