サラサラいこうね。

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安保法案可決に見る日本の法律の作り方


政治は数。とは小沢一郎氏の言葉だ。

確かにごもっとも。ここに、さらに付け加えたい但し書きがある。
「ただし頭は必要としない」
 
9月17日の安保関連法案の参議院委員会に関する報道ステーションは興味深く面白かった。委員会での可決までの8分をほぼノーカットで放映していただけなのであるが、法律ってこうやって決まるんだということがよく分かる。
もし見ていない人はYoutubeにも色々アップされているようなので「安保法案 委員会 参議院」等のキーワードで検索して見てほしい。
 
原則として、委員長さえ議場で言葉を続けられれば、委員会は成立する。
決めるのに必要なのは賛成の数だが、どうもそれだけでは難しいケースもあるようだ。
例えば、何らかの行為(乱闘含む)に持ち込まれ、審議が進められないこともある。そして時間切れになることもある。
そうなると法案成立には至らない。
そこで、こんな時に必要なのは、キレッキレの弁舌ではなく、委員長をガードするバリケードとなれる人間だ。
ガッチリとスクラムを組むようにかつ包み込むようにガードし、議事進行の邪魔をさせない。
反対野党は横からだけでなく、上に被さってでもマイクやら法案原稿を奪いに行き、議会の進行を阻もうとする。それでもそのガードのなかで淡々と委員長は審議(一方的で審議と言えるかは甚だ疑問ではあるが)を続ける。
こうなったら、委員長の言葉なんて聞こえるわけもないけれど、賛否を問うところでは、近くの与党員が合図を出す。それを受けた与党議員は反応。
そして、賛成多数で法案可決。
 
もちろん、議会を取りまとめるのが委員長の役目だから、委員長に悪いことはまったくないし、逆に委員長は自分の主観を込めて議事を止めるようなことはしてはいけない。
野党の対応も、むしろパフォーマンスにも見える滑稽さを醸し出すこの光景は何を意味するのであろうか。
 
それと共に、政治の素人であろう体育会系の議員のもう1つの役目もわかるような気がした。クリーンな票狙いというところもあるが、鍛えぬかれた肉体はこんな時に役に立つではないか。
 
ところで、本当にこれでいいのかな?
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