サラサラ式

趣味の雑記です。(健康管理、キャンプ、米国株)

ANAのSFC(スーパーフライヤーズカード)の意外なメリット


私はANAを好んで使っている。
特に贔屓する理由もなかったのではあるけれど、青を基調としたカラーが気に入っているから感覚的に使っているうちに、いつの間にかこっちに固定されてしまっただけで、大館能代や富山ばかりに用事があったわけではない。
そこそこマイルがたまりはじめてからは一本化するのが一小市民らしく、つまるところマイレージという制度にまんまと嵌められてしまったようだ。
ある程度使っているとそれなりにプレミアムポイントと呼ばれる乗ったことに対するポイントもたまり、またまた上級会員という甘く耽美な常套文句に誘われ、SFCに入会してしまうこととなる。あれから、もう数年。

www.ana.co.jp

それでも使ってみるといろいろ便利であることはわかった。ただ、もちろん年会費もそれなりにかかるので、それと天秤にかけると微妙なところもある。

たとえば、ラウンジ。

空港で手荷物検査後にラウンジに入ることができ、そこはお酒も飲み放題のゆっくりできる空間だ。ところが実際は、朝からそんなに飲んでいる人間はいないし、仕事を終え、帰りの便を待つ間の生ビール目当てだとしても、空港内のスタンドショップで事足りる。もちろん、羽田なんかでは飛行機と滑走路を眺めながら飲めるので、それはとてもいい気分ではあるが、まあ、お酒が目当てであれば、年会費を払ってまでのものでもない

逆に、すごくいいなと思ったのは良質なWiFiと豊富なコンセントが使えること。また、基本的に仕事上の情報を公衆にさらすリスクは避けなければならないと考えているから、新幹線等の移動中にパソコンを開いて仕事をすることは極力しないようにしているのであるが、ラウンジではデスクについたてもあるし、人の出入りも頻繁でないため、そのリスクが大幅に低減でき、その点も安心。

仕事でなくともタブレットで動画を楽しむことにも不自由しないし、朝にはコーヒーやトマトジュースなんかで十分にくつろげるので、飛行機を待っている時間が有効に使えるというメリットはある。冬の札幌便なんて結構1時間とか普通に遅れたりするので、そんなときにはすごくいいとは思う。

ラウンジに関してはこんな感じなので、ギリギリに空港に到着する派の方々にはあまりメリットはない

 

飛行機関連では、意外と使えるのが優先搭乗サービス。並ばず乗り込めるだけではなくて荷物がある場合、早めに搭乗できれば荷物入れに困ることも少ない。さらに荷物については、機内に持ち込めない大 きな荷物は手荷物預かりになるが、このときにもpriority tagを着けてくれるので、荷物が出てくるのも早い。これは、海外ツアーの場合は特に使えるサービスだと思う。

他にも、重量オーバーはしたことはないけれど、無償で1つ多くスーツケースを預けられるなど、ちょっとした時になかなか便利なサービスだと思っている。

 

地上でのメリットというと日常生活ではとにかくかなりの速さでザクザクとマイルが貯まる。iDなんかも使えるから、消費行動が起これば何でもかんでも貯まっていくし、飛行機に乗る場合にはカード決済をすれば普通の航空系カードと比較しても3倍くらいの速度で貯まる。マイラーならありがたい。ちなみに、マイル目当てならゴールド以上は必須

 

それで、結局何が言いたいのかというと、SFCには他にもいろいろサービスがあるけれど、本当に自分が使えるサービスはごく一部になると思われる。これを踏まえて、一見便利そうに見えても年会費を払うほどの価値があるサービスなのかちゃんと考えてから作った方がいい。たしかに、最初にSFCを持った時はなんだかうれしいけれど、すぐ忘れる。

ちなみに、中途半端なクレジットカードが何枚かあったが、JRはVIEWカードでしょうがないとして、マイルを前提に考えるとそれ以外の支払いはSFCに絞るのが得策なので、私の場合はクレジットカードの断捨離にとても役立った。これがこのカードの一番のメリットかもしれない。

 

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